どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

朗読会

2024年02月15日 | いろいろ

 いつもとちがう図書館での朗読会にいってみました(2024.2.14)。数日前、ふらっとはいった図書館で、チラシを見たもの。

 三作品の朗読で、一時間ほど。

 ・柴崎友香「喫茶店」

 ・永井路子「紫式部」

 ・松下竜一「絵本」

 このところもっぱら子ども向けの作品を読んでいるので、「おとな向け」の作品は、いつもとちがい新鮮な感じでした。

 開催したグループは30周年を迎えるとあって、息の長い活動です。

 「喫茶店」は、古い喫茶店で自分の作品の校正をしている小説家が主人公。背中にいる高齢の夫婦のような会話を聞いて、店を出ていく二人をみると、じつは若いカップル。若い人が「なつかしい」と言うギャップ。

 「紫式部」は、スーパーレディの式部が、いじわるとうぬぼれだったのではないかと、清少納言や藤原道長などの例をあげて指摘していきます。

 「絵本」は、ひとりの男(小説家)のもとにおくられてきたなんの変哲もない絵本「ももたろう」の中に はさまれていた手紙から、二人の男の生きざまが明らかになっていきます。12年後の手紙でした。

 

 はじまるまえ、時間があったので図書のコーナーをみていたら、子ども向けは国別にならべられていました。岩波少年文庫などは、文庫のコーナーにおかれているのが多いのですが、国別というのも探しやすいと思いました。作者も国別でした(全部というわけではありませんが・・)。


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