山梨県韮崎市にある新府城です。
甲斐武田家最後の城です。
新府城は韮崎市の市街地から北へ3キロほど行ったところにあります。
長い石段を上った高台に城址があります。
訪れたときには、まだ桜が咲いていました。(4月16日撮影)
信長の配下だった家康により攻め落とされ、当時の建物は残っておりませんが、敷地の広さから城の規模の大きさが伺えます。
今は藤武稲荷神社があります。
最後の城主、武田勝頼と家臣たちの墓もあります。
武田四郎勝頼は正室の子ではなく、側室の諏訪御料人(小説「風林火山」の由布姫)の子で正当な後継者とは認められていなかったようです。
勝頼のことを武田家を滅亡させて無能な武将と言う評価のある中、とても有能な武将だったとの話もあります。
歴史とは勝者によって残されるもので、今となっては真相は定かではありませんが、何れにしても父が偉大過ぎたのだと思います。
そんなことを思いながら手を合わせてきました。
城址からは新府の桃畑や八ヶ岳が見渡せます。
新府城へはJR中央線の新府駅より歩いて15分程で行けます。
*現在は桃の花も桜の花も咲いておりません。
超広角10ミリレンズで撮った新府桃の里(山梨県韮崎市 2019.4.16撮影)