東北農政局が作成した「米の作りすぎは、もったいない!」と題したポスターが波紋を呼んでいます。このポスターは「米の過剰作付けは資源のムダづかい」として、麦や大豆への転作の勧めるような内容となっているそうです。
確かに「日本人のコメ離れ」という問題はあるとは思いますが、食の安全や食糧自給率の問題を考えると、お米って日本が誇る素晴らしい食べ物だと思います。バイオ燃料の問題などで麦や大豆、とうもろこしなどの穀物の価格が騰がる中で、日本で自給出来て価格もコントロールできるお米は貴重な存在だと思います。
しかも、今や品種改良や栽培技術の向上によって、東北や新潟などのブランド米ばかりでなく、全国各地で美味しいお米が出来るようになりました。我が家でも九州産や四国産、栃木産・・・などのお米をネットの直売で買ったりしますが、新潟産のコシヒカリに負けないくらい美味しいです。しかも安いですし・・・。
食の安全を気にする中国本土や香港の富裕層の中には日本の価格の数倍もする日本米を好んで食べる人々も居るくらい日本のお米は安全で美味しいのです。
それにお米って栄養のバランスも良いですし、お米と水さえあれば美味しいご飯が炊けるのですから、もっとお米の良さを見直すべきだと思います。給食などでも、もっと積極的にお米を食べさせては・・・と思います。ただ、子供たちにお米の良さを分かって貰うには、美味しいお米でないといけません。
日本人がもっとお米を食べれば日本の食糧自給率も上がるでしょうし、農業をする人も増えるのではないかと思います。日本の農業って世界でもトップクラスの技術を持っているのですから、もっと農業を大事にするべきだと思います。日本の誇るものはハイテクやオタク?ばかりではありません。
話は戻りますが、「米の作りすぎは、もったいない!」ではなく、「お米を食べないと、もったいない!」ではないでしょうか?もっと空気を読んで下さい!
もし、お米が余ったら、お米でバイオエタノールでも作っては・・・??
米作りがどれほど手間のかかる仕事なのか分かってないんでしょう。
バイオ燃料だのオーストラリアの不作などの問題などによる小麦価格高騰に対する今後の対応策というならば、あまりにも行き当たりばったりです。
国家の農政は、もっと大きな視野から見てもらわないと。
大体農作物は天候によって不作の時はいつ起こるかわからないんだから、食料自給率のことをもっと計画的に考えてくれないと困ります。
転作なんて軽はずみに言う辺り、農政局のお役人には農業の素人がかなりいるんじゃないか?とかんぐってしまいます。