四季優彩 Annex

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終戦から60年

2005年08月15日 01時32分17秒 | ニュース
今日の終戦記念日で終戦から60年になりました。
今年は60年と言う区切りの年ですし、また最近の北朝鮮問題や靖国問題などもあって、ここのところテレビや新聞などで戦争に関する話題が数多く取り上げられています。
日本の戦争責任に対しても、いろいろな意見がありますが、戦争責任と言っても2通りの責任があると思います。
1つはアジアや対戦国の人々の命や財産を奪った責任と、もう1つは自国民(日本人)の命や財産を奪った責任です。

私はこの時代に生きていた訳ではありませんので、真実は正直なところ分かりません。
しかし、日本政府と軍部が戦争に踏み切った為に、敵や味方、そして進軍して行ったアジアの人々にも、多くの犠牲者が出ましたし、生き残った人々の多くも心や体に深い傷を負いました。
戦争の是非以前に このことは紛れも無い事実です。
そのことにより、60年経った今でも誤解や憎しみ合いが続いているのですから・・・。

歴史を勉強すると、古くは大化の改新で敗れた曽我氏から、源平合戦の平家、関ヶ原の石田三成、明治維新の旧幕府軍まで、敗れた方は歴史上ではみんな「悪者扱い」です。
これは勝った方が都合のいいように歴史を残しているのであって、いろいろな書物や資料を見ていると決して敗れた方が悪いのではないことが分かります。
万が一、この戦争に日本が勝っていたら、日本が行ってきた行為は全て正当化されてしまったのでしょう。それもかなり恐ろしいことですが・・・。
日本が敗れた為に、全ての責任が日本にあるかのように扱われことも事実でしょう。
こんなところから「A級戦犯」問題も出てきているのでしょう。

アメリカが行った原爆投下や日本各地の主要都市への無差別爆撃は、「戦争を早く終結する為に仕方がなかった」と言うのがアメリカの言い分だったようですが、多くの一般市民を巻き込ん軍事作戦が「仕方がない!」と言うのは如何なものでしょうか?
何れにしても、戦争と言うものに「正義の戦争」と言うのはないと思います。
相手から一方的に攻撃を受けた場合には「やむを得ない戦争」と言うのはあると思いますが・・・。
どんな戦争でも不幸なことには変わりありません。

よく「日本人は平和ボケしている」とコメントする偉い先生方?!がいますが、いつまでも平和ボケしていられるくらい安全な日本であって欲しいものです。



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