今度の日曜(8日)に東京都知事選挙が行われますが、何か盛り上がりに欠ける感じがします。現職の石原都知事以外の有力候補はみんな反石原色を前面に出して選挙に挑むようですが、何をやりたいのかイマイチ分かりません。
確かに現職の石原都知事は傲慢ですし、全く問題がない訳ではありませんが、石原慎太郎が都知事だからと言って、困ることは何もありません。やや暴走気味のところもありますがリーダーシップも発揮してますし、良いか悪いかは別として、とても分りやすい都政を行っていると思います。
石原都知事以外の候補にリーダーシップを発揮できる人がいるか?と言うとちょっと疑問ですし、小泉政権と阿部政権を比較してもリーダーシップと言う物が如何に大事かということが分かります。
そんなことを言っていると私が石原慎太郎の信者のように思われる方もいらっしゃると思いますが、私は石原慎太郎と言う人物が人間的には大嫌いです。選挙でも「石原慎太郎」という名前を一度も書いたことがありません。ただ、今までの実績については十分評価できますし、今回の候補者の顔ぶれを見ても、最も次期都知事に近い人物だと思います。
最近の石原さんには多選ゆえの弊害がちらほら見えてきていたのですが、ほかの候補者にこれはという人物がいなかったのが残念です。
浅野さんなど、落選した翌日にはすぐに大学の講義のスケジュールが入っていたという状況では、どこまで本気だったのか?疑問です。
石原さんの政策の中で東京オリンピック招致にからみ、築地市場の移転。これは大反対です。
オリンピック招致自体、汚職の温床になりそうですし。
今回の都知事選の結果はある程度は予想できましたが、ここまで圧勝とは・・・。
結局のところ、各候補が対石原色を出して戦った結果、逆に自分自身の政策について上手く説明出来ないで終わってしまったのでしょう。
オリンピックについては反対ではないですけど、大賛成ではありません。メリットもあればデメリットもあると思いますから・・・。やって良かったか、悪かったかは終わってみないと分りません。