入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

    ’17年「春」 (24)

2017年04月25日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など

                                               Photo by Ume氏
 今年はまだウグイスの声を聞かない。鳴き方には「ホーホケキョ」がよく知られているが、「ケキョケキョケキョ」のような、他の鳴き方をすることもあるくらいは知っている。そんな程度の知識だから、この鳥とホトトギスをうっかり混同したことがあった。
 ホトトギスはカッコウの仲間で夏鳥になるらしいが営巣せず、「托卵」と言って、ウグイスの巣を利用して子育てするという。親鳥の留守にウグイスの卵を1個巣の外に落とし、自分の卵とすり替える。ヒナは孵化するとウグイスの卵もしくはヒナを巣の外に捨てて、自分だけの住処にしてしまうというひどい話で、トウキョウトッキョキョカキョクは残酷な鳥らしい。
 カッコウの仲間はホトトギスと同じことをモズやホオジロなどいろいろな鳥にするそうで、結果ウグイスと同じような被害に遭う鳥たちが出ることになる。ホトトギスやカッコウに抱く想いが相当に変わってしまった。

 こうして毎日サクラがどうした、鳥がどうしたと、あちこちから似たような話題を引っ張ってきて、この「入笠牧場 その日その時」を埋めているが、努めて意見や主張はしないように心掛けている。そうしないと、とてもではないが毎日続けることはできない。別に毎日にしなくても構わないのだろうが、読んでくれている人たちの数が翌日には分かるので、コメントとそれが励みになって、止めれずにまだ続けている。
 もちろん、このどうでもいい話題よりも、Ume氏の素晴らしい写真や、目をつぶって撮ったような入笠の風景写真、はたまたかんと氏らの天体写真を楽しみに見てくれて人も多いと思う。それも有り難い。
 きょうはこのブログを見て、下見にわざわざ岐阜県から来てくれた人がいた。こういうことがあると、折れかけた気持ちがまた元に戻る。

 O里さん、シベリアは来春にしませんか。クク。

 5月の大型連休、小屋もキャンプ場もまだまだ余裕があります。お出掛けください。とりあえず、カテゴリー別「H28年度の営業案内」「続H28年度の営業案内」を参考にしてください
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    ’17年「春」 (23)

2017年04月24日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など


 東京では桜の話題など誰もしなくなっただろうが、牧場まで上ってくる道中の「花」はこれから始まる。小豆坂トンネルを抜けたところから山室川の対岸の桜が今満開。そこからいくらもない「山室川の聖人」の暮らすあたりまで来ると、赤い蕾が開花のための力をまだ必死で蓄えているような段階だ。 
 さらに1キロくらいか、毎年豪勢な花に埋もれる弘妙寺という古刹がある。なにしろその寺の花の咲き様ときたら、まさに爆発と言うに相応しいほどの絢爛さで圧倒されてしまう。きょうのような陽気が続けば、それほど待ち惚けをせずに、その爆発を目にすることができるはずだ。
 きょうのUme氏が写した第1堰堤の花が咲き出すのが今月の終わりごろ、そしてここら辺りのヤマザクラが新緑の中に見えるようになるのはもっと遅く5月も半ばごろになるだろうか。そうなればヤマナシが咲き出し、コナシの花が追いかけて咲く。野鳥もいろいろとやってくるし、花鳥風月に事欠くことはなくなる。牛が牧場に上がってくるのも、きっとそのころになるだろう。

 冬季閉鎖中だった富士見から入笠への道路が、本日正式に開通したと町役場から連絡を頂いた。休止していたゴンドラの営業もすぐ始まるだろう。今年もまたいろいろな人が、様々な思いを抱いて入笠にやってくる。
 
 昨日のUme氏の空撮写真に一番大きく反応した人は、北原のお師匠。驚愕、感動、羨望、混乱、のご様子。師はぜひとも撮影の現場を見たいと熱望されていたが、そう言えば師はビデオでは一家言をお持ちの、なかなかウルサイお方、納得。カントさんからも一言ありました。氏は連休中、ここで天体写真の撮影三昧とか。TBIさんも来るようだが、他の星の狩人たちからはまだ沙汰なし。どうするのだろうか。
 O沢さん、「切望」も含め了解しました。お待ちしてます。赤羽さん、豪華な連休になりそうですね。いい旅でありますように。仙流荘から小黒川林道を徒歩で来た、神足勝記のO里さんはどうしたか。いまごろはシベリア鉄道ですか。

 5月の大型連休、小屋もキャンプ場もまだまだ余裕があります。お出掛けください。とりあえず、カテゴリー別「H28年度の営業案内」「続H28年度の営業案内」を参考にしてください
 
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    ’17年「春」 (22)

2017年04月23日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など


 昨日、Ume氏ののドローンで撮った写真が届いたので早速、読者各位にご披露することにします。
 
 上の写真は、「貴婦人の丘」の前の道路からまさにドローンが飛び立ったところを撮らせてもらった。Ume氏による空撮写真は以下の3点。



 これは離陸してからそのまま100メートルほど垂直に上昇したところから撮影したもの。搭載されてるGPSの働きにより、この写真のように操作を加えなければ多少の風があっても、出発地点の上空に留まるように設定されている。いい写真だなぁ、鳥たちはこんな風に空から地上を眺めているのだろう。



 この写真は、ドローンをほぼ同じ高度を保ちながら移動させて撮っている。写真の中央が初の沢の「下の大曲り」で、この上部のダケカンバの林が一斉に芽吹き出すころに空撮するのを、Ume氏は今から楽しみにしている。下から撮っても上から撮っても、この辺りの萌え出したばかりの木々の新緑は樹種によって微妙に違い、それぞれの色が新鮮で、目が洗われる。ヤマザクラもきっと、仲間に入っているだろう。



 最後の写真は、管理棟の上空から、やはり高度は100メートルくらい。この高さは第1牧区の塩場の標高とほぼ同じくらいで、1千800メートルに2,30メートルを加えたくらいか。

 きょうは随分と贅沢な写真ばかりで、Ume氏と氏のドローンに大感謝!

 5月の大型連休、小屋もキャンプ場もまだまだ余裕があります。お出掛けください。とりあえず、カテゴリー別「H28年度の営業案内」「続H28年度の営業案内」を参考にしてください
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    ’17年「春」 (21)

2017年04月22日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など

     Photo by Ume氏

 3日前、小豆坂トンネルを抜けて眺めた山室の谷に、桜の花はまだ咲いていなかった。ところが昨日のうちに開花したらしく、今朝見て驚いた。弘妙寺まで桜前線は達していなかったが、それでもきょうあたりは分からない。それに、落葉松の芽吹きがもう薄い緑の靄のように始まっていた。
 昨日の帰りに小黒川林道を下ってみたら、戸台の辺りでもう桜の花が咲いていた。小黒川が戸台川と合流して「黒川」となり、わずか10キロにも満たない距離を流れて三峰川と合流する。 
 その黒川の流れに沿って下っていくと仙流荘があり、ここからスーパー林道を通って北沢峠までバスが運行され、多くの人に人気がある。そのバスを1台入笠に振り向けてもらえば、小黒川の美しい渓相を手軽に堪能できる観光名所になるのだが、崩落の危険の高い山道では実現しないだろう。まあ、変に観光化するくらいなら、今のままでいいのかも知れない。
 生憎、小黒川林道はオフロードバイカーにばかり知られてしまったが、騒音を上げて得意気に走り去る彼らを目にすると、静かな谷にはあまりに場違いに思え複雑な気持ちになる。歩く人がもっといてもいいと、よく思う。

 驚いたことに、Ume氏がドローンを持ってやってきた。100メートルくらいの高度ならわけもなく上昇し、多少の風でもホバリングの体制が乱れず安定していて、GPS機能が付いているため出発地点に自動で戻ることもできる等々と、実によくできていてほとほと感心した。Ume氏の空撮写真も、ご期待ください。赤羽さん、結構これの利用の方法については鹿対策も含め、いろいろと検討されているようです。

 そろそろ5月の連休の予定を立てようとしている読者の中には、当施設の利用を考えてくれている人もいると思います。とりあえず、カテゴリー別「H28年度の営業案内」「続H28年度の営業案内」を参考にしてください。
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    ’17年「春」 (20)

2017年04月21日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など


 きょうの天気は曇りで、朝着いた時の気温は5度、昼になっても変らなかった。まだ権兵衛山の中腹に残雪が目に付くけれども、どこからともなく入笠の遅い春がようやく訪れようとしている気配を感じる。白樺の枝が赤みを帯びてきたし、一番芽が混ざりだした放牧地の枯れた牧草さえ暖く見える。

 いつもならまず最初にする水回りのことを、1日遅らせてきょう済ませた。これで、取水場まで行かずともいつでも水が出るようになったわけだが、実は毎年のことながら大変な作業で、苦労する。小屋の西側の屋根から落ちて半ば凍結した軒下の雪を、ツルハシとスコップで掘り起こすのだが、これが時間もかかり労力も要る。その後ようやく凍り付いたコンクリートの蓋をこじ開け、さらに飛び上がるような冷たい水のたまったマスの中に手を入れ、ハンドルの壊れた栓をペンチを使って開ける。水が冷たくて一度ではできない。幸いきょうは、ガスの点検を兼ねて下から業者が来てくれ、この人たちには水回りのことも頼むことがあり、一緒に作業をしてもらって助かった。
 蛇口から新鮮な水が流れてきて、早速それで湯を沸かし、茶を飲む。露天風呂にも水を張る。そして、誰もいないのを幸いに風呂を立て、密かに入浴を・・・と、そこまではしない。冬の間、本管は凍結防止のため流し放しだったから、約2キロの管の中を満水にし、さらに集水タンクもいっぱいにしておかなければ、宿泊者が来てくれた時に安心できない。また同時に、取り入れ口の点検と手入れがいる。いつになるか不明だが、それらのことが完了したら、ウーンようやくひと風呂、かな。

 赤羽さん、良い助言を頂戴しました。具体的な利用の方法を考えてみたいと思います。
 
 そろそろ5月の連休の予定を立てようとしている読者の中には、当施設の利用を考えてくれている人もいると思います。とりあえず、カテゴリー別「H28年度の営業案内」「続H28年度の営業案内」を参考にしてください。
 
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