入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

       異星の住人はやさしいか

2013年08月21日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など

 天気:晴れのち曇り、気温:25度C(正午)

 友人のN君は自称UFO研究家である。その彼を常に悩ますのが、TVの暗い嫌なニゥースや俗悪番組だ。それというのも、清貧独居禁欲を旨とする(余儀なくする)彼によれば、こうしたニゥースや番組は絶えず宇宙へも発信されているから、それを受信した異星人がさてどのようにわれわれを評価するのか、心配でたまらないというのだ。

 UFO研究家ともなれば、エライことについて悩むものだ。呆れる。が、確かにTVから流れるニュースやその他の内容は、異星の住人に対してあまり自慢できるようなものではない。TVが誕生してすでに100年以上。ということは、100光年という広大な領域の何万個もの恒星やその惑星に電波が届いていることになる。彼が心配し恐れるように、そう遠くないうちにどこぞかの異星人の鉄槌が、われわれの頭上に打ち下ろされる日が来るのだろうか。

 愚見:
 
 地球人よりも遥かに高度な文明を獲得できるような知性は、「やさしい」ということだ。もしそうでないなら、かれら自身がそれを手にする前に争いを繰り返し、自己破破滅してしまっているだろう。
 われわれが長い時間をかけて少しづつ成長し、やがては彼らと同じ大人の仲間入りをする日を、あたたかく好意的に、そして気長に見守ってくれているのではないだろうか、地球人がその存在を願う神のように。


 UFO研究家が叫ぶ。
 「お、驚いた。ひたすら野生化の進むお前が、よりによってbenovolence(ヤ・サ・シ・サ)だと! じゃあ、いま箱罠に入って悶えているアノ雄の大鹿はどうするんだ、逃がすのか?」

 「N君、ボクは地球人なの、未発達の」

 
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    牧場賑やかなりしころ

2013年08月20日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など

                                               Photo :Ume氏

 天気:晴れ、気温:23度C(正午)

 もう、このような牛で賑やう「貴婦人の丘」は戻ってこないのだろうか?この丘は風の通りがよく、草も豊富で牛たちは好んで集まってきたものだが・・・、今年ここに牛を出すことはない。放牧牛の頭数が激減してしまい、もっと管理のしやすい牧区に置いておいても間に合うからだ。
 この丘は人間サマにも人気の場所で、無断侵入者にはどれほど手を焼かされたことか。多くのそうした人々は悪気がないのかもしれない。しかし、牧草は畑の野菜のようなもの、手もかかれば、お金も時間もかかっている。黙っているわけにはいかないのだ。
                  
                     

                         
              アンドロメダ銀河 M31(NGC224) 朝日新聞DIGITALより。

 朝夕に眺める遠くの山並みが、少しづつその輪郭をはっきりとさせつつある。上空の気温が下がり、大気が澄んできたきた証拠だ。雲の合間にみえる青い空は、もう、夏のそれではない。
 Ume氏の撮影したアンドロメダ銀河のPHを使わせてもらうつもりが、またしてもモタつき、このようなことに。申し訳ない。

 入笠牧場に張り付いているうちに季節は移ろい始めて、今週の日曜あたり菅平高原の牧場見学にでも行こうかと、思案中。

 ブログに対するコメントが増えてます。村田H子さんをはじめ多くの方のご意見、参考にさせてもらいます。やはり、テイ沢や入笠山の西側のエリアの評価が高く、喜んでいます。ツタウルシの紅葉から始まる秋の入笠へ、「少年探偵団」もお出かけください。
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   まき場にいつもの静けさが戻る

2013年08月18日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など

                                      テイ沢: Photo by KSD氏
 天気:晴れ、気温:25度C
 
 まき場の夏が終わろうとするころ、ようやくテイ沢の美しい写真をアップすることに。
 
 案内板に誘われ、今夏は多くの人がここを訪れ、入笠山の新しい、知らざれる良さを味わってくれただろう。と、ここまで書いたら、テイ沢を下ってきたばかりのご夫婦が立ち寄り絶賛してくれる。そう、あなたたちですよ。
 いつかは、こうした人々に、北原のお師匠が苦労して復活した「法華道」や、「御所が池」を訪れてほしいと思う。まだ一般公開には至っていないが、山頂から管理棟へ下るコースも、牧場から芝平の谷へ降りる山道もある。程久保山や南沢、小黒川林道も捨てがたい。やがてはそうした山域を楽しむ人々の増えることを期待したい。高遠は桜だけではないのだから。

 
                     
                   アップに耐えれぬ人が1人いる


                去りゆく夏を3世代で惜しむ

 FMZ君、ありがとう。君のお蔭で栄養失調気味だった身体が甦る。なんといっても、当節超高級品になっている鰻サマを3日連続で、昼夜2回も食べることができたのだから(KAYAをはじめ、清貧を守る友人諸氏にはここで詫びておこう)。ありがとう、ありがとう。君も良い夏休みだったよね。

 

 
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    イヤーこの2人の旅人(キャンパー)には驚く

2013年08月16日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など


 天気:晴れのち曇り、気温:25度C(正午)
 
 昼少しして管理棟で休んでいると、遠くからオートバイの音がする。しかし、なかなか近づいてこない。エンジンはいまにも止まりそうで、それを必死であやしているような音だ。
 そのうちにだんだんこちらに向かってくるようで、しばらくするとまさにその音は騒音のレベルに。出ていこうかと思案していると、また遠ざかり始めた。
 どうやら、小黒川林道を戸台方面に下ろうとして通行止めの標識の前で逡巡しているようすだ。そう思っていると、またしても騒音がやってきた。
 出てゆかねばならないが、実はキャンプ場も小屋も、2人以上のオフロードバイカーの利用はお断りしているので、その旨を説明しなければならない。口論になることもあり嫌な仕事だ。
 ところが、これが驚く。騒音もどきの音を発していたバイクは50ccほどのカブが2台。加えてライダーはどう見ても還暦過ぎの人品卑しからざる男性2人。荷物を山ほど積んで、神奈川からはるばるキャンプに来たのだと。オフロードバイカーではないことは、確かだ。
 
     
                             

 オソレイリマシタの話で、宿泊を快諾する。こういう自分たちの遊び方を知っている人が好きだ。
 しばらくして様子を見にゆくと、1人は設営にモタツイテいる。オートバイは得意だと言うが、設営はそうではないようだ。少し手をかし、その合間に話す。ユニークな人たちだからブログに載せてもよろしいかと問えば、構わないと。顔も隠す必要はないとも。ならば出演料ということで、ビールと鹿の背ロースを進呈した次第。


 いつの間にか牧草の穂先が枯れ始めている。1度も牛を出すことのなかった放牧地だ。肥料撒き、牧柵補修、有害駆除と散々手をかけ、ついに今年はこのまま終わる。
 夏が往くのも、もうすぐだ。短い季節に、果たすことのできなかったことをまた幾つか残して・・・。
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     気温25度C、ここは天国だ!

2013年08月13日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など
 

 天気も良く、快適な日々が続く。
 しかしこうなると、水のことが気になりだす。牧場の水源は1っ個所、それを現在は牛と人間で分け合っている。この牧区の牛の水タンクは流しっぱなしのため、キャンプ場で使用するよりもはるかに多量の水を必要とする。
 水源地に行って驚く、その水の冷たさ。10秒もすると、手が痛くて我慢できなくなる。地下の深い所を通ってくるからだろうが、それにしても水温の低さは想像以上。湧水量もまずまずで、これなら安心。
 
 
 キャンプ場は区画してあるわけではないので、他所にくらべて贅沢なテント生活ができる。

 

                      
   
                              
                                    

 穴熊が罠にかかる。大変美味しいそうだが、もちろん逃がしてやる。狐や狸と同じく彼らは山の掃除屋さん。

 井口Hくん、いつもブログ見てくれているそうで、ありがとう。身体無理をせず、大切にしてください。

 
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