入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

     ’23年「秋」(7)

2023年08月09日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など


 本日、中間検査が予定通り行われる。昨日の中に、両牧区の牛を囲いと、追い上げ坂まで連れてくることができた。検査後には、第2牧区へ牛を出すことも考え、同牧区の牧柵の点検と補修を行う。この春、新たに架けた渓を跨ぐ牧柵には多量の木の枝がゴミとなってが絡まっていた。いつかの大雨の名残りだろうが、牧柵は無事だった。
 管理棟から第4牧区へ通ずる電牧用の一部被膜が剝離したケーブルは、コナシの木など4本ばかりを伐り倒し、幹や枝などにより問題のケーブルにかかっていた負荷を取り除く。その際には、昨日で滞在8日になる京都のKさんの助言と協力を得て、助かった。結果、後期高齢者としては昨日も1万歩を越える歩行数を記録、満足。

 小雨混じりの霧が深い。夏の薄いズボンでは心許ない。外の寒暖計を見たら、意外にも、午前7時半の気温はそれでも18度ある。しかし、見た目、肌感覚ではとてもそんなふうには思えず、半袖のシャツから長袖の厚手のシャツに替えたほどだ。
 
 今朝は鳥の声もしない。ここには一足どころかもっと早い秋が来たと、風の音が、霧雨が伝えている。放牧地の草の色にも変化が出始めた。穂の先が黄色く変わり、それが大勢を占めつつある。
 今はまだ樹々は美しい緑の葉に覆われているが、やがて水の吸い上げを止め、そうなれば黄ばんだ葉が秋色を深め、辺りの情景を変えていく。今年もここは短命な夏だったが、それでいい。逝く夏を惜しむ気は、とっくにない。

 トラックの音がする。下から牛が上がってきたのだろう。

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 本日はこの辺で。
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