入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

     ’24年「春」(68)

2024年05月16日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など


 昨夜雨が降ったらしい。気付かなかった。管理棟前の道やキャンプ場もまだその雨で濡れている。これから天気は回復していくようで青空も見えているし、鳥の鳴き声も聞こえてくる。いつもながらの牧の朝のいい時間だ。

 先日テイ沢へ担ぎ上げた丸太がどうしても気に入らず、紹介してくれる人がいて昨日、ヒノキの丸太を下まで買いにいってきた。
 切り口13センチと15センチほど、4㍍の立派な2本のヒノキの丸太である。本当は予備に、もっと買ってもいいと思ったほどだ。
 ところが、軽トラに積み込もうとしてその重さに驚いた。無理もない、表皮の付いたまだ生木である。折角用意してくれてあった手前もあったが、その真っ直ぐで、バレーリーナーの肢体を思わせるような美しい木に惚れて、断ることもできず何とか2本だけ車に積み込んで帰ってきた。
 いや、今の状態では担いでも2,3メートルすら歩けない。果たして乾いても手に負えるか分からないが、その結果を待ってみる。



 とにかく、今運び上げてある丸太で橋を架けるだけは架ける。もし2,3か月後、間に合わせで使う落葉松とヒノキの丸太を代替できるようならそうするし、もし駄目なら他に利用する手を考え無駄にはしない。
 2本のヒノキの丸太は、管理棟の前に並べた。皮を剥いて養生して、後は乾くのを待つことにする。
 それにしても立派な丸太で、テイ沢に今架けてあるヒノキとは生まれも素性も違い、昔から人々が好み、大事にしてきた気持ちが伝わるような木だ。

 牧場の話題ではなく、こんなことばかり呟いていると、牧守は一体何をしているのかと思う人がいるかも知れない。ご心配なく、日々多忙。そのせいで毎晩、呆れるほどよく眠れる。
 誰に気づかれなくても、自分にしかできないと思うことをやっている。

 天気は回復するどころか、空はすっかり雲に覆われ、霧までが降りてきた。それでも天気予報を信ずるなら、午後には晴れる。

 本日はこの辺で。
 なお、お知らせしているように、今月の13日から25日まで、事情により小屋とキャンプ場の営業を中止いたします。ご迷惑をおかけしますが何卒よろしくお願いいたします。
 山小屋&キャンプ場の営業案内は下線部をクリックしてご覧ください。
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