2009年04月21日 | その他植物





新着写真。

サクラ(桜)。

日本原産の代表的な春の花木。
様々な品種があるが、一般に多く見られるのは、同条件下なら一斉に開花する園芸品種のソメイヨシノ

ソメイヨシノは実をつけないが、黒く熟した桜の実はほろ苦く食べられる。
赤い実はまだ熟していないので注意。


梅との違いは、この横皺の入った樹皮。


もっともここまでの老木となると、原形すら留めていないが。

桜の樹皮を乾燥させたものは生薬の「桜皮(おうひ)」で、煎じて咳止めに用いる。
また細工物にも利用される。
葉は芳香成分を含み、桜餅を包むのに使う。

「サクラ」は、桜を神格化した「此花之佐久夜姫(このはなのさくやひめ)」の「さくや」に由来。
あるいは農事や神事に関連するサ(早い)クラ(神のよりしろ)に由来するとも。
また「咲麗(さきうら)」の転訛など、諸説あり。


 バラ科 プルヌス(サクラ)属
属名のPrunusは、ラテン語のplum(スモモ)より。

2009年04月21日 | その他植物



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ウメ(梅)。

中国原産の落葉樹。
日本には奈良時代かそれ以前に伝わったとされる。
暖地では桜に先駆けて咲き始めるが、寒冷地ではほぼ開花が重なってしまう。


桜との区別のポイントは幹。
桜は横に筋が入るが、梅は縦。

実を梅酒や梅干しにするほか、未熟な青梅を薫製にしたものを生薬の「烏梅(うばい)」として風邪に用いる。


 バラ科 プルヌス(サクラ)属

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