4/3虫

2009年04月03日 | 虫写真
新着。

約半年ぶりに目を覚まして驚愕に目をみはっている、クサギカメムシ。
彼は今、コールドスリープや時間旅行者の孤独を味わっていることでしょう。


やはり長い眠りから目覚めたばかりのツマジロカメムシ?の尻との、運命の出会い。
出会うはずのないふたりは恋に落ち、やがて悲痛な別離、時を超えた感動的な再会という展開はタイムマシンもののお約束です。


そんな劇的なドラマとは関係なく日だまりでまどろむ、ネコハエトリ?
やはり平穏が一番です。

夏坊主

2009年04月03日 | その他植物





新着写真。

ナツボウズ(夏坊主)。
別名・オニシバリ(鬼縛り)。
あるいは北日本に分布するナニワズ(難波津)かもしれない。
たぶん植栽されたもので分からず。

秋から春にかけては葉をつけているが、夏になると落葉して名前通り丸坊主になるという、変わったサイクルを持つジンチョウゲ科の落葉低木。
春早くに黄色いジンチョウゲのような花をつけ、ほのかな香りがある。

去年の記事では雌雄異株と書いたが、受粉して結実しやすい花を咲かせる株と、結実しにくい花を咲かせる株があるため、雌株と雄株に分かれているように見えるらしい。
具体的には、どちらの株の花も雄しべと雌しべをそなえているが、擬似的な雌花のほうは雄しべはあっても花粉は出さず、擬似的雄花のほうは雌しべがあっても柱頭が花筒の奥のほうにあるため受粉されないらしい。
写真のものは花筒が短く受粉する雌株。


 ジンチョウゲ科 ダフネ(ジンチョウゲ)属