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ソメイヨシノ(染井吉野)。
日本の桜の代名詞。
普通に見かける桜のほとんどはこれ。
エドヒガンとオオシマザクラの交配種といわれる。
江戸末期に、江戸の染井村で育成されて「吉野桜」の名で売り出され、明治時代に「染井吉野」と改められた。
葉を出す前にほのかにピンクがかった花をたわわにつけるのが特徴。
交雑種ゆえかほとんど結実することはなく、たとえ実をつけてもその種が発芽することはない。
つまり、すべてのソメイヨシノは接ぎ木などで繁殖されたクローン。
それゆえ条件が同じなら一斉に開花する。
ソメイヨシノは平均気温が10度を越えるころ開花するらしい。
温暖化で年々開花が早まってるようだが、桜の花芽の休眠打破には一定期間の低温が必要なため、暖地ではかえって開花が遅くなってきているとか。
バラ科 プルヌス属
属名のPrunusは、ラテン語のplum(スモモ)より。
花言葉は「優れた美人」「独立」
重苦しいほどの花。
ソメイヨシノは寿命が短く、60年程度といわれる。
個人的に、日本人の病的な側面を象徴する花という印象。
余談ですがわたしは子供の頃はこの桜よりも八重桜が大好きで、花の下で喜んではしゃいでいました。
ティッシュでいっぱい八重桜を作って紙をムダにするなと叱られたものです。
今はどちらの桜も同じくらい好きです。
それでも例年なら、今になってやっと咲き始める頃です。
八重桜となるとゴールデンウィークすぎでしょうか。
私が子どものころは、花には見向きもしないで虫ばかり探してました。
で、今では、花を撮ったあとは虫を探して幹のほうばかり見ています。
こんななのでソメイヨシノには居心地の悪さを感じるのかもしれません。