スウェーデン音楽留学サバイバル日記 ~ニッケルハルパ(nyckelharpa)を学ぶ

スウェーデンの民族楽器ニッケルハルパを学ぶため留学。日々の生活を様々な視点からレポートします。

ニッケルハルパ(nyckelharpa)を習うには

2006-08-21 13:35:57 | ニッケルハルパ

2019年に情報追加/編集しました

日本でワークショップ

関東:埼玉にニッケルハルパ協会があります。初心者向けのイベントが時々あって、触れたりすることができます。会長さんによると、最近は協会としての公の活動は年に1回(11月連休)のみですが、たまにスウェーデン人から本格的なレッスンを受ける機会があることも。カタツムリ・トレフ(ゆっくりペースさん向け)というセッションや、協会を通じて知り合った人たちが気軽にセッションなど楽しんでいるようです。また、レソノサウンドにはニッケルハルパ(販売およびレッスン用の貸与)があり、ライブ、レッスン、ワークショップもあります。

関西:北欧音楽の企画や招聘をする会社ハーモニーフィールズが関西にあるためか、楽器はそれぞれですが北欧伝統音楽のコミュニティが色々とあります。ライブはもちろん、先生もいれば、セッション会も、来日講師のワークショップ、愛好家の集まり、イベントなどなど。楽器は、ハープ、フィドル、笛、カンテレ、ニッケルハルパなど。フィドルとニッケルハルパを教えている方もいます(北欧、フィドル、大阪と探すとすぐに検索ヒットすると思います。本人の了承を得ていないので明記は避けておきます。)ちなみに、私はニッケルハルパが全く初めてという方には持ち方や基礎から、北欧の伝統音楽スタイルに慣れた方には、スウェーデン・スタイルでレッスンをしています。毎回都度予約という形です。曲を教えて、覚えた曲で踊る、というSpel och dansというのも大阪市内で定期的に(不定期かも?)開催していて、こちらも都度申込というスタイルです。

東海:松阪在住ミュージシャンがニッケルハルパをはじめ楽器を問わず北欧伝統音楽のワークショップをしており、そこを中心とした愛好家コミュニティやイベントもあります。これとは別に最近、名古屋でもあるようです。

その他の地域:私の知る限りでは、レッスンをしてくれる人、愛好家の集まりなど聞いたことがありません。

また、来日アーティストがワークショップを開いてくれることがあります。
スウェーデンを代表するニッケルハルパ奏者や伝統音楽奏者です。
楽器問わず伝統音楽を教えてくれるというワークショップであれば、さらに多いです(といっても、滅多にないですが)。
来日アーティストとなると、ほぼ関東、関西です。

スウェーデンでワークショップ
主に6,7,8月。スウェーデン各地で1日~1週間コースのフィドル(バイオリン)があり、宿泊・食事付が多いです。
一週間の宿泊+食事付でも費用は5-6万円くらい。1週間レッスンだと他にすることも行くところなく、あとは飛行機代くらいしかかかりません。私が初めてスウェーデンで観光をしたのは3回目に行った時です。
ニッケルハルパの1週間コースになると、選択肢は2~3しかありません。
Eric Sahlstrom Institutetのサマーコース(通年もあります)、Ekebyholmのサマーコースが有名。どちらも宿泊・3食付のコースです。

アメリカでワークショップ
移民が多いので、ANA(American Nyckelharpa Association)というしっかりした組織があります。
(リンク先はスウェーデン、アメリカのイヴェントリストですが、実際はもっともっとあります)

気軽に学ぶ
プーマ(Puma)こと、ペーテル・ヘドゥルンド(Peter Hedlund)というニッケルハルパチャンピョンがDVD3巻(PC用のみ)だしています。PDFファイルも入っており、楽器の名称、楽譜、曲の背景など文書で(英語)みれます。動画は、ゆっくりバージョンやおまけ映像もついています。アメリカのペイパルというシステムで支払う通販は、ここ(私はここで購入)。

ちゃんと学ぶ
・スウェーデン王立音楽院の民俗音楽学科やMalmoなど民俗音楽が学べる音大がいくつかあります。
 断片的に人から聞いた話では、やはり音大なので伝統音楽に関わらず音楽をしっかりやります。ここに行けばディープな伝統音楽に強くなるのではなく、そういうディープなところは自から動いて学ぶ必要があり、伝統音楽という音楽で色んなことをできるようにする、というイメージを持っています。

・エリックサルストレムインスティテュート(Eric Sahlstrom Institutet)
 ニッケルハルパの専門学校で、音楽の学問としては軽めの知識、そしてガッツリ伝統音楽という内容です。全寮制1年コース、通信制1年コースもあり。通信制は初心者のみで4回の合宿あり。
 上記にも書いたように、夏の短期コースも開催。ライブやイベントも頻繁に開催。
 (入学申込みについては、このブログの「留学準備」カテゴリ内を参照)

ところで語学研修って
話はそれて、日本から短期留学と聞くとホームステイや語学研修の費用が頭に浮かぶかもしれません。代理店を通して40-50万払うこともよく聞きます。ですが、代理店を通すから高くなるのであって、私がかつて受けた英語の語学留学は、現地校へ直の申し込みで3週間6-7万円(イギリス、ホームステイ代込み、フライト代別途)でした。マルタ共和国にホームステイした時は12万円+フライト代でした。

スウェーデンの1週間のサマーコースは食事と宿泊込みで6万円くらいというのがごく普通です。フライトが仮に10万円ならトータル16万くらい、細々使うことがあるとして20万くらいでしょうか。スウェーデンの夏の語学研修に参加したことがありますが、同様に安かったです。その時は宿泊は頼まず自分でレオパレスのような家具付きの部屋を1か月借りて自炊しました。


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