スウェーデン音楽留学サバイバル日記 ~ニッケルハルパ(nyckelharpa)を学ぶ

スウェーデンの民族楽器ニッケルハルパを学ぶため留学。日々の生活を様々な視点からレポートします。

卓球

2007-05-11 23:07:46 | 授業 その他
一日リハが続きます。
今日は新たに、みんなでエンゲルスカ(2拍子のダンス曲)を歌いながら踊るというリハ。
前回に引き続き今回のコンサートも、ほとんどのダンスは自分達で振り付けた創作ものがほとんど。

昨日、ちらりと紹介したリンネ生誕300周年。
ちなみにスウェーデン人に「リンネ」と言うと通じません。
「リンネって布のこと?」と返されます。
「リネア」(アははっきりしないア)と聞こえます。

この関連イベントでヴェーセンと、この学校のダンス・コースの先生アンドレアス、
それからポルスカの歴史で授業に来てくれたマグヌス・グスタフソン(実はミュージシャンでもある)、
それにこの学校の卒業生(ダンス・コース)でショーをやるらしい(5/25)。
写真はそのビラ。
(なぜ「ショー」と呼ぶかというと単にダンス付のコンサートだから)

リンネと何の関連が?と思ったけど、聞いたところによると
リンネはポルスカ・ダンスの愛好家だったそうで、それにちなんで...。
とうか無理やりくっつけた感もある。

この学校がからんでいることもあり、職員、生徒、みんな無料!
やった!
以前、ストックホルムのヴェーセンの予約不可のコンサートに言って当然のごとくソールド・アウトと
門前払いをくって撤収したことがある。今回は入れると分かって一安心。

夜、数人でお茶を片手におしゃべりしていた。
お酒の話になり、私が持っているニッケルハルパの木箱ケースがお酒とつまみを置くテーブル代わりに
丁度いいという話をしていた。
もちろん床に座らないといけない高さだけど。
いいねー、今度みんなでパーティしないとね、と盛り上る。

するとうち、二人はお酒が弱くてグラス2杯くらいでクラクラするそう。
それで私も「そうそう、私も弱くって。顔が真っ赤になってさ」と言うと、
一瞬、静まりかえり一斉に
ヴァ?(Vad? なに?)」って私を見つめる。
へぇぇぇー!
顔が赤くなるって聞いたことすらないらしい。
お酒が弱いのに顔色変わらない人って、私にとっては「Vad?」って感じだけど。
私は自慢じゃないけど、鼻の頭と口のまわりを残して顔中真っ赤になるので、パンダのなりそこないみたいになる。

その後はみんなで卓球をしようということになった。
ルールは一切なし。壁も窓もなんでも当たってボールが跳ねる、跳ねる…。
うち一人が突然「日本人って確か卓球うまかったよね」と。
ええ?!そうだっけ?聞いたことないけど。イメージでは中国人とか上手そう。
その子は「スウェーデン人も卓球うまいよね」と続ける。
ええ!?そうなの?
なんだか分からないけど、その後は打っては走る打っては走ると、打ちながらテーブルを走って周りはじめ…
さらに騒ぎを聞きつけて二人合流し6人で走りまわった。

さらにルールはめちゃくちゃになり、左手でかえす、両手でラケットを持つなど…
最後は、誰かが「熱い!」と開けた窓めざしてみんな打ちはじめた。
ついに友人Kのスマッシュでボールが窓の外へ!

やったー!とみんなで肩を組んで「よく、やった!」と褒め称えあい、意味不明な集団だ。
テーブルを片付けた後は、みんなで「よし、ボール探し、名づけてボール・ハンティングに行こう!」と外へ。

ハンティングどころか。
ちょうど窓の真下に、ぽてっと落ちてました。
あっさり撤収。
おやすみなさい。
コメント
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