スウェーデン音楽留学サバイバル日記 ~ニッケルハルパ(nyckelharpa)を学ぶ

スウェーデンの民族楽器ニッケルハルパを学ぶため留学。日々の生活を様々な視点からレポートします。

たんぽぽ

2007-05-10 23:55:07 | 授業 その他
一面、白い花に覆われていると思ったら、次は気がついたらたんぽぽ。
写真の通り。いつの間に咲いたのやら。

さて、今日は午後からコンサートの準備の進み具合をディッテに見てもらった。
「午後から」というのも、大半の人が午前中の授業を休んで「植樹祭」のイベントにいってしまったから。
子供達100人がマグノリア(木?花?)を植えて一緒に踊るらしい。

学者リンネの生誕300周年の数あるイベントのうちの一つ。
(ちなみに、このリンネ関係の行事で日本から両陛下がいらっしゃる)

でも学校とは何の関係もないイベントなので集団ボイコットにでもあたるんじゃ?
もちろん、先生達も話を聞いてムッとしていたらしい。
私は、このイベントにも授業を休むことにも全く共感をおぼえず、いい子ぶった訳ではないけど行かなかった。

さて、そんな中はじまったリハ・チェック。
前回のコンサートのリハでトリオで弾いた時はウロフに「全然スウィング感がでてないよ」と言われて、グッサリと傷ついた。
今日のリハでも、結構なダメだしをもらった。
ビス・カレ(Byss-Calle 昔の有名なニッケルハルパ・プレーヤー)の曲をメドレーで弾きたいと私の提案で集まった5人。
弾いてみると、
「どうしてこの曲をメドレーにしたいのか分からない。なんで選んだの?」とディッテ。
つまり、何を表現しようとして選んだのか目的が分からないというだ。
アレンジは皆で考えたけど、曲を選んだのは私だからそう言われると凹む。凹む。
早い曲をあえてスローテンポにしたのも「早く弾けないから遅い」のか「ゆっくりなアレンジ」なのか
伝わってこないという。
イケテないのは気づいていたけど。練習すれば超えられるものだと思っていた。

私がイメージを伝えると、ディッテがアレンジとテンポに関して意見してくれた。
まぁ、ディッテの言葉を借りて言うと「ニクラスによるアレンジ病」とでもいうのか。
凝ったアレンジを習って色々とやりたくなるものの、伝統的なスタイルはもっとシンプルだという訳。
大幅、改造です。でも、結局いい感じになりそうで一安心。

夜は、vävamenuetteと名づけたナンバーのリハをダンサー達とした。
vävaは英語ではweaveという意味で「織る」とか「編む」という意味。
menuetteと呼ぶのは、使う曲が有名なクラシックのメヌエットに似ているから。
この曲、同じメロディでボンド・ポルスカ16分音符のポルスカと二通りの弾き方をして、織り交ぜる。
ダンスも創作ライン・ダンスで織り交ぜたような複雑な動きをする。
ダンサーが客席に向かって列になって終わるので、この曲がエンディングを飾る予定。

今日はじめてダンサーと合同で練習をしてみたけど、とってもいい感じ。
ボンド・ポルスカには「ィヤッホゥー!イェーイ!」という強いノリがある。
このノリがいい感じで出せていて、リハでもかなりみんなテンションが上がった。
どうやら私達、ボンド・ポルスカが上手いらしい。
プーマが特別講師で来ていたときも、学校のオフィスでそう話していたそう。
演奏が上手いという意味ではく「皆が同じイメージを共有して一体となっている」ということだろうと思う。
皆で弾いていると本当にそんな感じがするのだ。

今日も一日、疲れた!
コメント
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