スウェーデン音楽留学サバイバル日記 ~ニッケルハルパ(nyckelharpa)を学ぶ

スウェーデンの民族楽器ニッケルハルパを学ぶため留学。日々の生活を様々な視点からレポートします。

ニクラス、さようなら

2007-05-02 23:29:01 | 授業 その他
今日はニクラスによるアレンジ・レッスン最終日。
最後は自分でアレンジした曲(4編成)を発表。
以前から書いているように、この練習、精神的にしんどかった。

また最後とあってか、すごく長いアレンジをみんなは考えてたのだ。
ある人はA4で12枚。譜面台にならべられませーん!
まあ、これは多すぎるけど、A4で6枚とかも結構いた。

今回、友人Sがアレンジした曲はすごく難しい。
アレンジが、というより曲が。
この曲、別の友人Lが作曲した。
以前、ウロフの授業で「2拍子のショティシュを作る」という宿題が出た。
その時に、友人Lは一生懸命かんがえたのだ。とってもイケてるメロディを。
でも、宿題発表で弾いてみると「あらら、何拍子?」とウロフ。
本人「わかんない。」
で、ウロフが譜面にしてみると、7拍子と8拍子と5拍子と6拍子がめちゃめちゃに
混ざっている。
でも本人は「気に入ったメロディだからどこも変えたくない!」と言う。

なので、7拍子を必死に取って弾いていると、すぐ6拍子のワンフレーズ。
で、次は8拍子とめまぐるしくって、メロディ以外のパートを弾くと超難関曲!
カウントとれませーん。

話は戻して、発表後。
ニッケルハルパと他の楽器と組み合わせた場合のアレンジについて。
自分のCDを持参して、かけながら説明。(Ranarim1Ranarim2ウリカのCD)
「なんで自分のCDばっかり持ってきたかって、これなら、まさにここでこう弾くって
完璧に説明できるもんね」とニクラス。
CDかけながら自分のパートさらに生演奏してくれたので、分かりやすい。
ここはこういうのを強調したとか、曲の構成とかアレンジした本人から聞くと、
聞きなれたあの曲も違って聞こえる。

その後さらに、ニクラス作曲のHallingを使って全員ありったけの楽器を持ち寄りアレンジを一緒につめて終了。
今日はニクラスによるアレンジで一つずつ進めていった。
ニクラス流のスタンダードなやり方を実体験してオシマイ。

最後は私達から感謝のカードを渡した。
これには、ニクラスの授業中の数々の迷言?も書き記している。
本人のために言うと、迷言というよりもリアクションがオーバーで面白いのだ。

一つだけ紹介。
ニクラス:(弾いて見せながら)このコードは悪い例。このコードはもっと悪い例。そしてこれは...
友人K:一つだけ良い例を説明すれば十分じゃないの?
ニクラス(しばし固まった後、ため息)
コメント
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