モッチリ遅いコメの距離感

オーディオルーム、シアター、注文住宅などに関してのblog。

低域を整える

2020-01-18 12:37:45 | オーディオ
低域を測定しつつ調整。まずは縦5/8の位置で測定。

相変わらず定在波によると思われる39Hz85Hzのディップが確認される。
そこからなくなる場所はないかと前後に動かしてみると39Hzのディップが浅くなるところは85Hzのディップがゆるくなり、39Hzのディップが深くなるところは85Hzのディップが浅くなるようだった。



横方向の一次定在波と思っていたら少しつじつまが合わないようで、横方向の壁際にマイクを置いてもディップがピークになることはなく目立たなくはなるもののディップが残ったままになっていた。
ドアの影響もあるのかもしれないとも思いドアを開けてみて計測してみる



そうすると85Hzのディップは相当に小さくなるが39Hzのディップはその周波数をさらに低くなりながらより深いディップを形成していた。33Hzの緩いピークも無くなっている。
理屈は詳細には説明できないが、ドア付近が少し凹んでいるので85Hzのディップはドアの閉めたときの平面が作っているものであることは間違いなさそうだ。
少し凹んだドアは85Hzのディップという新しい問題を生み出してしまっているが、同時に39Hzの定在波(おそらく一番対策のしづらい横方向の一次の定在波)を成立しづらくさせているのではないか。
防音ドアから定在波抜けている疑惑は自分の中ではあったがそうではないようだ。

どちらかのディップを消しにかかるとどちらかが顕在化していくので難しかったが、やはり39Hzよりは85Hzを優先しつつ39Hzのディップも大きくならないようにと計測すると
丁度一番バランスがいいポイントがドア枠の境界線上の真横であった。上記の仮説の至った原因はそれが理由である。



測定は小さめの音で行っていたが最後にボリュームアップ
(縦軸のdBはキャリブレーションの問題によるもの。直し方が分からないので放置しているが、周波数に関わらずおそらく30dBくらい多目に表記されてる。)


低域はあまり変わらないが200Hz以上にあったディップが減っていることからノイズと思われていた情報の影響が減っている。

f特の大波の振幅が20dB程度、小波が10dB程度で抑えられるようになった。
高次の定在波は簡易シミュレーションと現実との乖離が激しく、左右の内耳の位置が完全に正中というわけでもないのでモノマイク自体がそもそも現実と乖離している。節と腹の間隔が数十センチだとその影響も無視できない。
2次元3次元の定在波の影響も考えないといけない。そのレベルはもはや無理

200Hzまでで自分が調整できるのはここまでか。まだまだ大きいゆらぎだがこの部屋と予算と自分の実力ではここまでだろう。
次は中域の調整。
少しだけ初期反射面を弄った時のf特
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 定在波を見る | トップ | 中域を整える① »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

オーディオ」カテゴリの最新記事