モッチリ遅いコメの距離感

オーディオルーム、シアター、注文住宅などに関してのblog。

格子床、格子手すりの作業用通路、ロフトを組み込む。

2021-04-06 13:19:48 | オーディオ
前回にオーディオルームの案に高天井は維持しつつ、空気が抜ける格子で2階スペースを作っても良いのではないかと考えた。

実際にそれを設計してみることにする。
設計のベースは前の壁面収納を敷き詰め、棚の中に調音体を設置して響きを調整するタイプのオーディオルーム




ここの後方に中2階のスペースを作るのは前回案と同様。



中2階部分の幅は2.1mを設定。なぜその大きさかというと、布団を縦に敷けるギリギリの大きさ。音楽鑑賞をしつつ、作業スペースや昼寝スペースや見栄えの悪い調音体を置いたりするスペースとして活用する。
そして前方の端に天井高の低い作業用通路として格子床と格子手摺でできたロフト部分を設置する。
吹き抜けのキャットウォーク(高所の作業用通路)は床面積としてカウントされないことがあり、今回の構造もそれに当てはめて固定資産税に含めないことが期待できる。
また、天井高1.4or1.5m未満の上階部分で下階の面積の半分以下のスペースは屋根裏部屋として固定資産税に含まれないことができる。
どちらでも適応できそうな通路のようなロフト空間となった。
格子床で完全に上方空間と下方空間を分けるとロフト面積が半分を超えてしまうし、作業用通路というよりは室内空間になってしまうので通路名目が通るか分からない。通路状の形態の方が無難そうなのでこのデザイン。
リスニングポジションの真上は吹き抜けているので開放感はそこそこ保てるのでその意味でもメリットか。
通路として分けることで転落防止用の手摺が必要になるが、それ自体も拡散体としての効用も期待できる。



横から見るとこんな感じ。
節税のためにロフト部分の天井が低いが天井部分の調音をしようとするときに容易に手が届くという一石二鳥になっている。
基本的に生活空間ではないので天井の低さはほぼ問題にならない。

天井や高所のメンテナンス性や音響調整の容易さと落下リスクの解消、ガチのリスニングとだらしなく聴く用途の併用などをどうにかしなければということで考え始めた考察だが、
それなりに解決した案はできてきた気がする。さらに良さそうな案があれば考えてみる。
コメント
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