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モッチリ遅いコメの距離感

オーディオルーム、シアター、注文住宅などに関してのblog。

NHKの4K/8K放送の22.2ch規格。今後のAVアンプ仕様を占う?

2017-06-20 00:42:06 | ホームシアター
AV watchにNHKの次世代放送の音声規格についての記事が出ていました。
http://av.watch.impress.co.jp/docs/series/dal/1065976.html

2018年からの4K/8K放送に22.2chの音声規格も同時スタートする予定とのこと。
配置はこんな感じだとか。


水平位は一般的な7chに加え、真後ろとセンターとLR間に1つずつの計3個増量。
上方はハイトスピーカータイプで8ch。真上に1ch。このあたりはAuro-3Dに似てる。
そしてあまり他の規格では無かった下方スピーカーが前方に3つ。

元々大半のシーンではフル活用することは想定しておらず、
ダウンサイジングされることが前提になっているようですが、
フル活用しようとすると究極的にハードルの高いものでしょう。
もはやatmosのフルスペックが可愛く見えるほど。

とはいえ、AVアンプが対応したものが出ないと誰もフルに利用できない規格になってしまいます。
放送が始まった後に22ch対応のAVアンプが出てくる可能性は十分あるはず。
(ガラパゴス規格っぽいので世界の需要がないことを理由に対応機皆無の恐れはありますが)
性質上オブジェクトオーディオはチャンネル数多くなっても活用できるのがメリットなので、
22.2ch対応というぶっ飛んだAVアンプが出てきてくれるといろいろ使えて面白いんですが。

デノマラが対応したことで注目があつまるAuro-3D

2017-02-19 03:27:57 | ホームシアター
オーディオシステムの最大のネックであったデータベースの無秩序性が解消され、
ようやく一息ついたところで、
他の状況を調べていたところ、シアター面でもまた新たな動きが出ていたようだ。

Auro-3Dという第3のサラウンドフォーマットがdenon&marantzのAVアンプで
アップグレード対応が開始され(今のところ海外限定)、本格普及の兆しを見せている。

そのコンセプトとしては、水平位のスピーカーにそれぞれハイトエリアのスピーカーをあてがい、さらに真上にトップスピーカーとして1本備え付けるというもの。



海外marantzが今の所対応しているのはAuro10.1という構成


構成だけで言えば、オブジェクトオーディオが出てくる前にAVアンプメーカーの中で流行った
「フロントハイト」「リアハイト」にトップスピーカーを1つ加えた構成と言ったところ。

DTS:Xの一般的な構成がAuro3Dと異なる点は、なんと言っても真上という概念がないこと。
(ただし企業展示で22.2chくらいのをやっているときに真上は付けていたので将来的には実装の可能性は否定できない)
そして各チャンネルにトップを付けるという概念が薄いこと(水平に7つに対してトップが4)あたりなのだろうか。


Dolby atmos(家庭用)はトップスピーカーに対して水平スピーカーとのペアという概念は薄く、
トップスピーカーがハイトスピーカーとは一線を画しているような印象を受ける。
Auro-3Dで言うところのハイトをなくしてトップを複数構成にしたというところ。



それぞれの悪い点を上げるなら
Dolby atmosは家庭用と劇場用で情報量に格差があり、家庭用は本格性を重視していない印象。水平スピーカーとトップスピーカーとの繋がりが合理的でない印象がある。
DTS:Xはatmosと比較してやや準備不足な感があり対応ソフトが少なく、セッティングガイドが不十分で未だにどんなサウンドステージを表現するのか、明確な意志は見えてこない。
Auro-3Dの欠点は何と言っても最後発であるにも関わらず、視聴者の真上のスピーカーというものをPRポイントにした点だ。
真上のスピーカー設置は最高レベルで敷居が高い。何と言っても落ちてきたら視聴者の頭部に直撃するリスクが十分考えられるので素人工事はできない。
プロにやってもらうにしても、向こうも責任が伴うので、重量のあるブックシェルフスピーカーを天井真上に設置するという仕事をやってくれるとは断言はできない。ある程度軽量の天井埋め込み専用スピーカーか10kg以内の小型ブックシェルフしか対応しないという可能性は十分考えられる。
そして自分のようにシーリングライトなど他の設備が入っていて、スピーカーを入れるスペースがないケースも多い。
また、atmosやDTS:XはAuro-3Dのトップに相当する位置のスピーカーを現在のところ定義しておらず、仮にAuro-3Dが普及しなかった場合、他に利用する機会がないという汎用性の難点がある。
また、家庭用の場合高さ情報が一番欲しいのはセンターである。
なぜなら水平のセンターがスクリーン下と低い位置にセッティングされるケースが多いためである。
なのにAuro 10.1chではこともあろうにセンターにはハイトスピーカーを定義していない。
Auro11.1chにはセンターハイトが定義されているようだが、現行機種では対応していない。
ちょっとこの辺りはイマイチ共感し難いところを感じる。

どのフォーマットもまだ発展途上の段階であり、これから完成度が上がってくるのだろうが、
成熟につれて、どのフォーマットも似たような構成に収束してくるのではないかと予想はしている。

個人的には壁掛けスピーカーが余っているので、ハイトスピーカーを増やした構成が一般的に利用できるのは大歓迎ではある。

Dolby atmosのガイドライン改訂。さらなる拡張に対応

2016-12-28 10:58:00 | ホームシアター
2chから拾った情報ですが
Dolby atmosの公式ページが更新され、
atmosのホーム版に関して
デモ音源(といっても動画ですが)の公開と、
9.1.6chなどのセッティングガイドラインが公開されました。
(今までは7.1.4chと9.1.2chまでが最大)







これを予測してトップスピーカーを真上に設置した方がいることも聞きますが、
自分は前後の4つだけにしてしまいました。
後付けでトップスピーカーはやはりハードルが高い。
人間の真上に設置するならなおさらです。

自分の場合は拡張したAVアンプがリリースされたとしても9.2.4chくらいが限度でしょうか。
トップミドルをハイトで壁付けするのに対応するようであれば
9.2.6chもできないことはないのですが。。。
壁掛けスピーカー系が使い損ねて余っているのですが、
この拡張のために残しておくことにします。

シアターシステムでゲームをやってみた。

2016-12-09 22:35:38 | ホームシアター


カラオケ用にXbox Oneを購入していたが、ゲームソフトは一つも持っていなかったので、
比較的評価の高いウィッチャー3を始めてみた。
圧倒的なボリュームに驚きを隠せない。

120インチスクリーンでのプレイは細かいところまで見やすく、迫力もあるが、
眼精疲労はどうしてもテレビよりも大きくなってしまう。
AVアンプが自動でDTS Neural:Xで音声をアップスケーリングしていたが、
たまに、上下の定位が正しくないことがあるのが気になった。
ゲーム内では後方低位置からの音でも、後方高位置からの音で再生されてしまうケースというような具合だ。
映画の場合、自動のアップスケーリングでも定位のハッキリした正解がわからないことが多いので気にならないことが多いが、
ゲームの場合は本来あるべき定位がハッキリしていることが多いので、気になってしまうのだ。
ちょっとトップスピーカー使う頻度が多く、ロジックのバランスに少し疑問にも感じた。
トップスピーカーを使ってる感を使用者に分かりやすく感じて貰うためかもしれないが、
そんなに沢山使わない方が総合的なバランスは良くなると思う。

そもそもゲーム機がatmosやDTS:Xオブジェクトオーディオに対応してくれないのも残念だ。
対応しても恩恵に預かれる対象が少ないのでメーカーには旨みを感じていないのかもしれないが、次世代を謳うなら是非積極的に挑戦してもらいたいものだ。


モンスターセンタースピーカーHTM1D 導入。

2016-11-19 21:05:49 | ホームシアター
シアター用のセンタースピーカーとしてオーディオ駆け出し時代に購入したNautilus805を使っていたのだが、やはり実力不足感は否めなかった。
センターは中域だけだから、小型でもなんとかなると思ってもみたが、
シアター音声の中域という最も聴覚が鋭敏で、鑑賞的に重要な要素が入っている音声を
他よりも小型で下級のスピーカーに担わせると全体のクオリティが落ちてしまう。
しかも実際にはセンター言えどソースに低音成分も結構入っていることに気付く。
フロントの802Dの足をセンターのN805が引っ張ってる感は多少なりとも感じていた。

そう思っていたところで、長年探していたHTM1Dを発見。
B&Wの2世代前で一度だけ発売された、フロア型のセンタースピーカーである。
あの巨大な801Dとの組み合わせでも遜色ないようなセンタースピーカーとして設計され
あまりの巨大さゆえ、セッティング要求が高すぎるがために、
ほとんど売れず、次世代のモデルでは下位モデルしか開発されなかったものだ。
日本での所有者はネット上で公表されているものでは片手で数えるほどもなく、
おそらく日本での流通量は数十台、下手すると十数台程度しかないのかもしれない。

その流通台数の少なさと、後継機種不在により買替え需要が生じないためか、
生産終了後に入手したいと思っていても、
滅多に市場に出てこない。レア物と言い切っていいだろう。
以前より、長いこと出ることがあれば欲しいなと思っていたところ、
今回ようやく出会うことができた。

ほぼ同額で1つ世代が新しいセンタースピーカーを購入することもできたが、
こちらは下位機種のHTM2Dの後継機である。
上位機種のサイズメリットや、中域専用のハウジングを有すること、スタンドが不要なこと、
何より、ここでHTM1Dを見逃したら次のチャンスは何年先かと思うと、迷いはなかった。
それにダイヤモンドの第一世代は低域が比較的鈍重なのだが、
シアター用途なら鈍重な低域の方が量感が出るので、一概にデメリットにならないのだ。




いつもの如くフロア型は苦難のセッティング。
まず、縦横高さ全部大きいので、箱のままだと、どうやっても防音扉の開口部を通れない。
なので、箱を外して薄い布の微妙な養生のまま、ノーガード戦法で搬入せざるを得なかった。


どうにか搬入できるも、スパイクの固定ねじが上手くはまらない。
ホームセンターで同じ規格の少しだけ長いネジを買う羽目に。
まずはゴム足でセット完了。
もう何というか、本当にでかいなこれとしみじみ。



やはりフロア型や大型サブウーファーでマルチチャンネルを組むと
ちょっとやそっとの部屋では収まりきらない。スピーカー間の余裕などまったくなくなってしまった。



HTM1Dの付属のスパイクは高さを調節できるので、それを用いて上向きに角度調整できる。
スパイク付属であることと、もともと本体に上背があり、スタンドが基本不要なことから、
周辺機器のコストがかからず、意外にお手軽(?)だ。
B&W史上最大の横幅であり、センターだけでも存在感たっぷりである。
音もセンターがハイエンドの音になることによって、
システム全体のレベルが著しく向上することを実感する。
センターが他のチャンネルを引っ張っていく構図は非常に頼もしい。(実際の所サラウンドバックの方が素性は良いのだが)
今までずっと2wayセンターを使っていたので大型センターの恩恵をひしひしと感じる。



自宅のシステムも世代が古いものが多くなってしまった。
一番憧れを持ってオーディオをやっていたときに現役だったモデルを
欲しがってしまう傾向はあるのかもしれない。
マランツのセパレートも今となってはかつての機種になってしまっているのだろうし。
ノスタルジックな趣味にはしたくないと思ってはいたものの、
そういった方向に片足突っ込んでいるようで、少したじろいでしまう今日この頃。

低遅延カラオケシステム構築

2016-02-21 21:39:27 | ホームシアター
前回導入したカラオケのDAM oneであるが、
遅延解消のために必要なシステムは多少大掛かりになってしまうと思っていた。
ミキサーやマイクアンプや各種ケーブルが必要だと思っていたからだ。

だが、既存のサラウンドやオーディオシステムを利用すれば大したハードルはなく
低遅延のシステムが作れると気付いた。

自分が10年以上前に購入したUSBオーディオインターフェースのオンキヨーのSE-U55X。


これは基本的にはUSB接続でパソコンに音をD-A変換、A-D変換して出し入れするモノだが、
マイク入力があり、RCAのアナログ出力がある。
これにアナログマイクを接続し、5.0chのマルチチャネルシステム用のAVアンプRX-A3010のアナログ入力と繋ぐ。

これで、低遅延オールアナログ回路の「マイクの音をサラウンドスピーカーから出力する」システムができあがった。
SE-U55Xのマイクアンプ機能はオマケ程度なので、音割れが出やすく、特別高音質な感じでもないが、設定を調整すればカラオケ用途では許容範囲内。

そして、HORIのUSBマイクは従来通りXboxと接続し、Xboxはシアター用アンプと接続する。
音はステレオでフロントから出力される。

そして2本のマイクをステレオマイク用のスタンドにセッティングする。



マイク2本運用で、スピーカーも2ペアで運用するという作戦。
これで、自分の声が遅れて出てくる違和感を解消した。
アナログ回路にエフェクターがないのでエコーがかからないが、
USBマイクの音も従来通り出力させることで、そちらからエコーがかかるようにしたら問題なくなった。



これで採点もできて、アナログのカラオケと同じ低遅延の環境が構築できた。
新たに購入したのはアナログマイク3000円、マイクスタンド2000円、各種コネクタ2000円くらい。
7000円台で収まった。



ちなみに私は音痴です。

でも防音室で気兼ねなく大声で歌えるのは結構ストレス解消に良い。
シアターシステムがあれば低予算でも結構良い感じのシステムが作れるのでお勧め。

DAM one 導入

2016-02-19 11:22:56 | ホームシアター
オーディオルームを作る際に家庭内での賛同を得るために
防音室はカラオケルームにもなり、家で思い切り歌える、というPRをしていたので、
公約実現のためXbox oneとマイクを購入し、DAM oneをインストールした。
PS4やwiiUでもカラオケをすることはできるのだが、一番評判が良い箱1にすることにした。
ゲームも今度やりたいとは思うが、現時点ではカラオケ専用機。

スクリーンで画面を映すので画面が大きすぎて把握しづらいが、
容易に導入でき、使用することができた。
ネットで言われているとおり、遅延が目立つ。
HDMIでAVアンプに接続し、素の設定だと0.2秒くらいの遅延がある。
AVアンプのイコライジングを切っていくと0.1秒くらいまでの遅延が縮んだが、まだ気になる。
音声のみ光接続にしたところ0.07秒くらいになり許容範囲になったのでこれでいくことにした。

ネット界隈では自分の声をスピーカーに出力する回路だけ分離してアナログ処理することで遅延をさらに縮めることができるようだが、
大掛かりなシステムになり、自分以外の家族が使うには複雑すぎるかもしれない。
だが奥の深さがなかなか楽しませてくれる。

防音室は音楽を聴くだけで無く、映画やテレビ、ゲーム、カラオケなど気兼ねなく良質に楽しむことができ、作って良かったと改めて感じた。

丸太をセンタースピーカースタンドにする

2016-02-11 00:11:06 | ホームシアター
シアター用のセンタースピーカーはスクリーン下に置いているが、
支障ない範囲で高い位置に置きつつ、上向きでセッティングしたいと考えて居たが、
既製品でスクリーンに干渉しないギリギリの高さを求めるのは無理な話であり、
どうしようかと思案していた。

栃の1枚板ダイニングテーブルを注文した際に、
神木の杉の枝と栃の端材の加工品をおまけでいただいていた。
これを使って、ちょうど良い高さのスピーカー台にすることにした。



杉枝(といってもほぼ丸太)を3つに切り分ける。
樹齢のかなり長い杉なのだろう。年輪の数が多く、心材の割合がとても多い。
ノコギリで切るのに苦労した。

丸太の上に栃の端材を置き、高さの調整に石版や板を使う。
これで自作スタンド完成。


野暮ったい見た目だが、とりあえず機能はしている。



もう少し格好良くしたいとは思っているが、アイディアを検討中。



赤外線リモコンを超越する利便性の電源タップが密かに存在していた件

2016-01-24 20:19:21 | ホームシアター
サンワサプライのパソコン電動タップというものがあるが、
さりげにホームシアターに超便利グッズだった。



AVアンプを主電源に刺せば、AVアンプのオンオフと連動して他の機器のオンオフが連動できる。
プリセットなしでかなり正確に動く。
赤外線のないサブウーファーやパワーアンプはこれで問題なく連動させられる。
そういった機器は赤外線連動のリモコンコンセントでコントロールする予定であったが、
これの方が手軽で正確で良好に動いた。

オーディオにはノイズ対策の面では入れていないが、
ホームシアターには便利すぎるスグレモノだった。
PC用と銘打つには惜しすぎる。ホームシアター趣味にありがたい製品だ。

オプションでiRemoconの感度が劇的向上

2016-01-19 19:35:56 | ホームシアター
ホームシアターを始めてiRemoconのありがたさをしみじみ感じている。
電源だけでなく照明やセレクターの切り替えなどマクロで10個以上の信号を1回のタップで行ってくれる。

だが、リモコンの信号が通らないことが多く、どれが効かなかったのか確認する作業が煩わしかった。

そこでIRシステムケーブルをオプションで購入して少し高い位置から赤外線発信することにした。
ノーブランド品であるが、信号の通りが劇的に向上。
満足度が高まった。
ただ、高い所までの配線が少し目立ってしまう。
IRのケーブル用の配線を考えておけばよかった。