かずこの想い

日本共産党区議会議員ぬかが和子の日々の出来事や想いを綴るページ

木造密集地域の火災・倒壊対策を!

2012年07月03日 | 防災・安全
 地震の活性期に入った今、震災対策が急がれます。東京では「阪神淡路大震災」型の火災や倒壊による圧死の被害が大きいと想定されており、特に木造密集地域の被害は甚大になるといわれています。日本共産党区議団は木造密集エリアの特別の対策を求め、現地調査も行って提案を行っています。

木造密集エリアの特別な対策を求める
 足立区では、「関原一丁目」「西新井駅周辺」「千住仲町」」「足立町」の4地域を指定して「国の密集事業」を行ってきました。足立では「住民が追い出されない街づくり」めざし、特に関原では事業のために立ち退かざるを得ない人へのコミュニティ住宅(区営住宅)を計7棟建設、作業場も「まちづくり工房館」としてつくり、行き止まり道路なども次々と解決されてきました。(詳しくはこちら参照
 しかし、狭い路地に木造住宅が建て込んでいる興野や西新井本町などは、この「密集事業」の指定も受けていないため、特別の対策が取られていません。
 今議会で、この事業地域を拡大するとともに、残された多くの密集地域に関して「区独自の密集対策、修復型の防災まちづくり」を行って火災と倒壊から命を守る施策の推進を提案しました。
 区は、「木造密集地域の対策は、区内4地区の密集市街地整備事業の推進、(それ以外の地域も)建物耐震化、区独自の老朽危険家屋の対策事業を行い木造密集地域の改善を図っていく。地元と協働した防災街づくりを進める」と答弁しました。

興野地域の広域避難場所も問題が!
 興野地域は、広域避難場所は大規模な火災が起きた時に、火災を遮断する「広域避難場所」にも問題があります。
広域避難場所は、「そこに逃げれば大規模火災から身を守れる」場所です。

これが地域の広域避難場所です
●フレール西新井中央公園一帯
 西新井1~6丁目、栗原3~4丁目
●栗原団地一帯
 栗原1~2丁目
●竹の塚小学校一帯
 六月2~3丁目
●竹の塚第一団地一帯
 六月1丁目
●西新井駅西口地区一帯
 西新井栄町1~3丁目、西新井本町5丁目、
●平成中央公園
 西新井本町1~4丁目
●荒川北岸河川敷緑地一帯
 興野1~2丁目


津波・液状化地域が避難場所? 興野地域の「広域避難場所」は、荒川土手(荒川北岸河川敷緑地一帯)です。しかし、今回の震災で明らかなように、荒川土手は液状化が大規模に発生し、実際に避難に耐える場所ではありません。また、2m位の津波も遡上するといわれています。そこが「避難場所」では、人命にもかかわります。私たちは、この避難場所の変更、改善も求めています。
「自助・共助」ばかり強調する他党の議員がいますが、災害に強い街をつくる区の責任は重要です。
 ひきつづき改善の対策を求めてがんばります。

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