能登でココロもどる旅

ぶなの森エコツアーのスタッフブログです。
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鉢伏山 ナラ枯れの兆し

2009年10月08日 | 鉢伏山
全国の森で起きているある異変とは、「ナラ枯れ」のことです。
7月から9月にコナラやミズナラが突如として枯れていく現象です。
これはカシノナガキクイムシが媒介するナラ菌が原因です。

ふつうならこんな感じのミズナラの枝葉ですが、


不自然に枝先が枯れているものがあります。被害木かもしれません。
もしそうならば近い将来立ち枯れてしまいます。

これはカシノナガキクイムシが入りこんだ穴のようです。
まわりにフラスという白い木の粉が落ちています。他の場所で見つけました。

被害にあうのはミズナラばかりでブナには影響ありません。
しかし大木からはじまって森全体のミズナラの7割が枯れるほど深刻な事態の、
被害地もあります。
能登でも宝立山や町野の山林で被害が報告されています。

鉢伏山にはミズナラの大木が豊富にあります。森の行方がとても心配です。