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【2023年、栃木の旅①】人生初の日光観光

2023-05-07 | diary

【2023年5月5日】

今までの職場ではゴールデンウィークにまとまった休みを取ることが出来なかったのですが、
今年は5連休のお休みを貰えたので、急遽1泊2日の栃木の旅を計画しました。
いつも家にいるばかりの父も誘って、まずは定番の観光地、日光へ。

日光へは浅草発の特急スペーシアで向かいます。およそ2時間弱の旅。
地元で乗車した時にはまだ席は空いていますが、埼玉に入るとどんどん人が増え満席状態に。

9時頃出発して東武日光駅への到着は10時50分頃。

旅の計画を立て始めた時にはGWの人出を完全に舐め切っていた私
前日になって渋滞でバスがなかなか動かないという情報を読み、
中禅寺湖方面でゆっくりするという予定は頓挫、
潔く徒歩で日光東照宮をじっくり見て回ることにしました。
(普段なら神橋までは10分程度、中禅寺までは45分くらいですが、
 画像でご覧の通り、この日は80分と120分も掛かっています)

東照宮へ向かう前に、駅前の「お食事処あずま」で早めの腹ごしらえをすることに。

頼んだのは湯葉定食湯葉餃子
日光街道沿いの高級な湯葉御膳を注文したら5千円はしそうですが、
ここの定食は2千円弱でも美味しいし、お腹にもちょうどいい量でとってもリースナブル!
湯葉餃子はカリッとした歯応えの皮に中に餃子の具と湯葉が入っています。
不思議とナゲットみたいな香りもする…

食後は快晴の日光街道を歩いていきます。気温は余裕の20℃超え。

同じように徒歩で東照宮へ向かう人多数。
日光街道は洒落た飲食店やお土産やさんも多いので、歩いていても飽きません。
あらかじめ旅行本でチェックしておいた人形焼きのお店で三猿の人形焼、そしてSOPPO焼という今川焼きのようなお菓子も購入。
人形焼は3日持つし、SOPPO焼は炎天下で食べるには熱々すぎたので、冷めてから食後のおやつにしました。

30分ほど歩いてようやく神橋に到着。

勝道上人が日光山を開くために川を渡る際、毘沙門天の化身と言われる深沙王が現れ2匹の蛇を放ち、
その背から山菅が生えて橋になったという伝説がある朱色の橋。
写真を撮る場所は信号を渡る人でいっぱいですが、大谷川の流れは涼やかでひと時の安らぎになります。

世界遺産の石標から階段を登り、屋台が並ぶ参道を進むと東照宮の鳥居が見えてきました。
(ちなみにここの標高はスカイツリーと同じ高さなんだそうです。そりゃ耳が詰まるわけだ。)

これも出発前にネットで読んでいた通り、拝観料購入の列が参道まで伸びていました。
実はネット上で購入しておけば、団体客用の7番窓口ですぐに紙のチケットを受け取れるという情報も読んでいたので、
スペーシアに乗っている最中にチケットを購入しておいて、ログインした購入画面を見せてチケットを受け取り、すぐに中に入ることが出来ました!
前日までのお客さんたちの情報に感謝!

表門を潜るとすぐに新厩舎の有名な三猿と、上神庫の(想像上の)象の彫刻を見ることができます。

みざるいわざるきかざる、が有名ですが、実際には猿の一生が8つの彫刻で描かれているんですよね。

石鳥居を抜けると、こちらも有名な陽明門

2017年3月に「平成の大修理」が終わり、その後も雨漏りのために2022年3月まで再修理が行われていました。
その話題をbsの「ぶらぶら美術・博物館」で見ていたので、ずっと気になっていたんですよねー。

隅から隅まで豪華絢爛な装飾。

この日は令和五年五月五日だったので、普段は御朱印を貰うことはないのですが、門を入った場所で記念に購入しました。

昔の将軍や大名、今は国賓だけが使用を許される唐門(左)と、三台の神輿が納められた神輿舎(右)
お神輿は左から源頼朝徳川家康豊臣秀吉のもの。

東回廊の眠り猫を見て本社でお参り。
眠り猫も有名だけれど、実物はとても小さい。本物の子猫くらいの大きさに見える。

本社でのお参りの後は人に流されるままに奥宮に続く石階段を登っていく。

行列は長いけど、日陰で風通しもいいので気持ちいい。
ただ、階段がキツすぎて登り切る頃には息を整えるのに必死…
これだけ頑張って登ってきて見られるのは家康公の墓所と願い事が叶うという叶杉

他の息を切らしたお客さんからも「(見るところは)これだけか…」の声が。
バチが当たりそうなので声には出しませんでしたが、その気持ちは分からないでもない。

墓所を囲むように、叶杉へお祈りをする順番を待っています。
その脇に具合が悪くなって塀にもたれかかっている女性が。
付き添いの人や他のお客さんが心配そうに見守っていました。
入り口の時点でスカイツリーの高さがある場所で、さらに無理をして階段を登ってきたら、具合も悪くなって当然。
余程見たいという人以外は無理して登ってこない方が良いかもしれません…

叶杉に祈った後、階段を降りてきて最後に鳴龍を見ました。
拝観チケットについている券を切ってもらって薬師堂に入ります。
天井に龍が描かれており、その下で拍子木を打つと鈴が転がるような共鳴の音が鳴ります
少し離れたところで鳴らしても反響しないのが不思議。

そうして全て見終わって出てきたのが14:40頃。
石鳥居をくぐってから2時間ぐらいかけて拝観したことになります。

父は興味があるのが東照宮だけだったのですが、まだ戻るには時間があったので、
パワースポットと言われる二荒山神社の方にも付き合ってもらいました。

神社へ続く新道の木陰が気持ちいい。
東照宮と比べるとこちらは人出も少なく、気持ち穏やかにゆったり過ごせました。

縁結びの神様を祀ると言われているだけあり、良縁にまつわるものがあちこちに。
左の画像は縁結びの御神木、右は本堂の前にある縁結びのうさぎさん像

縁結びの笹の横には四ツ葉のクローバーが。
今更遅いよなあ…と思いつつも、願い事を書いて結んできました。

写真に撮り忘れましたが、霊泉銭洗弁天があり、しっかりと手を洗ってお水をいただきました。
全く癖のない透き通るようなお味… 汗だくで階段を登ってきたこともあって恵みの水でした。
水に夢中で写真撮り忘れた…

縁結びだけではなく、招き大国様を祀る大国殿には開運の大太刀が飾られていたり、
学問・知恵の神様を祀る朋友(みとも)神社もあります。カエルの置物がたくさん!

ここまで見終わって15:30。
本当は輪王寺も見ておければ良かったのですが、
体力も足も限界近かったので、ここまでで駅前まで戻ることにしました。

日光街道を、今度は行きと反対側の歩道を歩いて行き、途中で同僚へのお土産でドライイチゴを購入。
駅前まで戻ってきたのが16時前。ホテルまでは少し遠いので、
バスの時間まで駅前の「かまやカフェ デュ レヴァベール」でこれまた早めの夕食を取りました。

ローストビーフ丼(スモールサイズ)にやっぱり湯葉もついている!
美味しくてあっという間に食べ終わってしまいました!

地元産のミルクを使ったチャイを飲みながらバスの運行状況を調べていたら、ホテルの近くまで走っているバスが終わっていることが判明したので、
駅前でタクシーを拾って直接ホテルへ向かうことに。

タクシーだと近すぎる気もするし、歩いていけるかとも考えましたが、
タクシーの運転手さん曰く、坂道なのでタクシーを使って正解とのこと。
気持ちよく送ってもらって、ホテルへ辿り着きました。

実はこのホテルに泊まるのが今回の旅の最大の目的の一つ。
このブランドのホテルを使うのは初めてだったけど、優しいフロントスタッフが丁寧に施設の案内をしてくれました。
レストランはないシンプルなホテルなので、私たちは食事を駅近くで取ったわけなのですが、
他のお客さんは買ってきたお弁当を画像右のスペースや外のテーブルで食べてました。
全体的に木目調の内装で落ち着きます。

部屋に入って荷を解いている間、途中で買った同僚用のお土産の紙袋を
駅のトイレの扉に引っ掛けたまま忘れてきたことに気づきました。
翌日ダメもとで駅員室で尋ねてみましたが、届けられてはおらず、やっぱり誰かに持って行かれた模様…
疲労困憊で集中力が切れてたかも… やってもうたー。これはもうしゃーない。

なんていうガッカリすることもあったり、歩き回って疲れましたが、
ホテルは自分好みの雰囲気で快適で、駅前の食事も美味しかったし、
久しぶりの旅行&初めての日光&親子旅だったので東照宮観光オンリーとはいえ、充実した一日でした。

そして部屋で見るのは銭形平次(笑)。家でだらけている時と変わらない。

次回、宇都宮編へ続く…


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