2024年収穫の大納言小豆が、種まき分を残して終了となりました。
次回の営業より、順次北海道産の小豆へ変更となります。ご了承くださいませ。
『気象変動と小豆の不作について』
石臼と麦では、畑を初めて以来14年間、自家採種を繰り返しながら、小豆の栽培を続けてきました。
市場に出回る小豆のほとんどが北海道産なので、「我孫子で小豆が育つの?」という声をよくお聞きしますが、小豆は縄文の古来より栽培されてきた、日本の各地の風土に非常に適した作物なのです。
実際、始めてから10年くらいの間は、他の作物が音を上げるような猛暑の中でも逞しく育ち、種まき後はたまに雑草を刈るだけ、ほぼ手放しでも毎年調整作業が間に合わないくらいの豊作続きでした。
そんな小豆も、近年の継続的な異常気象の前には、いよいよ栽培が困難になってきてしまいました。
猛暑日が続くとどうして不作になってしまうのか?簡単にご説明させていただきますと、
あらゆる作物には、それぞれに受粉に適した気温があります。
そのため、開花期に高温が続くと、受粉ができなくなってしまうのです。
鞘はがついても実が入らない、スカスカの鞘ばかりがぶら下がります。
ようやく涼しくなってきて、実が入った!と、思えばたちまち冬になってしまうので、今度は日照時間が不足し成熟が進まず、収穫できないままに…、という具合です。
これまで、豊作の年と、種まき分ほどしか採れないような不作の年を繰り返しながら、豊作の年の分を大切に保管して使ってきたのですが、いよいよその蓄えも尽きてしまいました。
どんなに作付け面積を増やしたところで、不作の年の不作っぷりたるや、ほぼ壊滅状態だったりするので、気候の変化という根本的な原因の前には成す術がありません。
正直、今回また壊滅的だった場合には、潮時かも?とも思っていましたが、
幸いにも、2024年の小豆はいくらか多めに実が入りました。このまま、辛うじてでも自家採種を続けていけば、この環境に適応した小豆に育っていってくれるのでは、と希望を捨てずに、引き続き栽培を続けていこうかと思っております。
自家栽培、我孫子産の小豆を使った石臼と麦の商品が、また販売できるようになる日を、どうぞ楽しみにお待ちくださいませ。
次回の営業より、順次北海道産の小豆へ変更となります。ご了承くださいませ。
『気象変動と小豆の不作について』
石臼と麦では、畑を初めて以来14年間、自家採種を繰り返しながら、小豆の栽培を続けてきました。
市場に出回る小豆のほとんどが北海道産なので、「我孫子で小豆が育つの?」という声をよくお聞きしますが、小豆は縄文の古来より栽培されてきた、日本の各地の風土に非常に適した作物なのです。
実際、始めてから10年くらいの間は、他の作物が音を上げるような猛暑の中でも逞しく育ち、種まき後はたまに雑草を刈るだけ、ほぼ手放しでも毎年調整作業が間に合わないくらいの豊作続きでした。
そんな小豆も、近年の継続的な異常気象の前には、いよいよ栽培が困難になってきてしまいました。
猛暑日が続くとどうして不作になってしまうのか?簡単にご説明させていただきますと、
あらゆる作物には、それぞれに受粉に適した気温があります。
そのため、開花期に高温が続くと、受粉ができなくなってしまうのです。
鞘はがついても実が入らない、スカスカの鞘ばかりがぶら下がります。
ようやく涼しくなってきて、実が入った!と、思えばたちまち冬になってしまうので、今度は日照時間が不足し成熟が進まず、収穫できないままに…、という具合です。
これまで、豊作の年と、種まき分ほどしか採れないような不作の年を繰り返しながら、豊作の年の分を大切に保管して使ってきたのですが、いよいよその蓄えも尽きてしまいました。
どんなに作付け面積を増やしたところで、不作の年の不作っぷりたるや、ほぼ壊滅状態だったりするので、気候の変化という根本的な原因の前には成す術がありません。
正直、今回また壊滅的だった場合には、潮時かも?とも思っていましたが、
幸いにも、2024年の小豆はいくらか多めに実が入りました。このまま、辛うじてでも自家採種を続けていけば、この環境に適応した小豆に育っていってくれるのでは、と希望を捨てずに、引き続き栽培を続けていこうかと思っております。
自家栽培、我孫子産の小豆を使った石臼と麦の商品が、また販売できるようになる日を、どうぞ楽しみにお待ちくださいませ。
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