たすくの空中散歩

千葉県我孫子「石臼と麦」店主、相澤たすくの農作業や工作や
日々の一喜一憂を記録していきます。

さよなら母校の木造校舎~古農具あさり

2012年06月28日 21時04分05秒 | 一喜一憂

五月某日、母校である我孫子第二小学校の木造校舎が取り壊しになるというので、元同級生(現PTA)の案内で、取り壊し寸前のところに無理を言って中に入らせていただきました。


写真奥が木造校舎。手前は地面を掘ったらいろいろ出てきてしまったようなので、発掘調査をしています。
生徒たちも発掘体験できたようで羨ましい限りです。→我孫子第二小学校ホームページ:発掘調査体験

ところで、この日やってきた本当の理由はというと…
実は僕らが通っていた当時、木造校舎は一年生の教室だったのですが、2階が郷土資料室として、古い民具や農器具などの展示スペースになっていたのです。
そして、今回の取り壊しに伴って、展示されていた農器具なども一緒に壊されたり、市に寄贈されたりするとのことだったので、あわよくば壊されるくらいなら貰ってしまおう!という企みだったのでした。

というわけで、その「郷土資料室」最期の様子から少しだけ。

           *クリックで拡大 

正直、木造校舎への思い入れとかそれほど無かったのですが、当時のままの匂いを嗅いだ瞬間、眠っていた記憶がぶわっと蘇って、込み上げてくるものがありました。
残念ながら展示物は放置されていた時間が長いようで、状態が良いものが少なかったのですが、最期に思う存分見ることができてよかったです。

ありがとうさようなら。

二小の木造校舎。







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5月の畑振り返り

2012年06月19日 18時50分15秒 | 一喜一憂
(5/4)
今年も田植えの季節がやってまいりました


この日は朝から雨がポツポツ。終わるころには大雨の中ふんばり、なんとか無事田植え終了!


恒例の手賀沼温泉に向かうころには虹がかかっていました。写真じゃよく解らないですが。

(5/5)
苺のお花

(5/7)
トマトにオクラ、ナスにピーマン、カボチャにゴーヤにトウモロコシ。夏野菜いろいろ芽が出たー


麦―


きゅうりー


スナックエンドウ!


ライ麦!

(5/8)
苺の実は地面に着くとたちまち虫にくわれたり、腐ったりしてしまうので、敷き藁をしました


今年は、去年の苗(親)+新しく生えてきた苗(子)なので、収穫倍増の予感です!
普通は土づくりのために他の場所に移しかえなくてはならないのですが、うちは土づくりをする必要が無いので、去年の苗も新しい苗も、そのまんま生かせるのです。

(5/13)
麦がほんのり黄色く色づいてきました

(5/14)
あっ、と言う間に苺初収穫ー!!

(5/15)
不耕機、無肥料、無農薬で、植え変え無し(つまり放っておいただけ)でも美味しい苺が今年も実りました。

(5/21)
日食!
日食グラス以外にも、人それぞれいろんな方法でみていたようですが、うちはお菓子の袋(裏が銀色のもの)で見ました。

↓そして、ひたすら採れまくる苺たち(21~30日)
         

(5/23)
写真じゃよく見えないですが、小麦畑に鳥よけのテグスを張ってみました。
昨年は網を全体に被せたのですが、風で麦の首が折れてしまったり、片付ける時に雑草が絡まって、使い捨てになってしまったり、野鳥が絡まってしまっていたこともあったので、今年はより楽で、スマートな方法を試してみました。
なんでも羽が当るのを嫌うそうなのですが、効果の程はいかに?

(5/26)
鶏が産卵箱で産卵中!
ず~っと前の話しですが、卵を産み始めた頃、産卵用に藁を敷いた箱を入れてあげたら、以来3匹共必ず箱の中で卵を産むようになったのです。
外に出している時でも、居ないな~と思うと、わざわざ小屋に戻ってきて産んでいるのです。

(5/29)
新農地。綿花の隣に金ごまを撒きます。今年は超倍増!

(5/30)
先ほど産卵箱の話しを書いたばかりですが、最近鶏が野外に別荘を作るようになりました。


その後出産。自分の部屋が欲しい年頃なのかもしれません。

(5/31)
苺は冷凍庫いっぱいになってうれしい悲鳴!しばらく苺ジャムには不便しなさそうです。





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八十八夜のお茶摘み

2012年06月13日 20時18分17秒 | 一喜一憂

ある日の農家さんとの会話

たすく「今度はお茶を育ててみたいんですよ」
農家さん「生えてますよ、お茶。」

というわけで、5/1に、ず~っと楽しみにしていたお茶摘み初体験させていただきました!



調べてみると、お茶摘みの時期は年に何回かあるらしく、四月下旬から五月下旬に生えてくる新芽を摘むのが一番茶(新茶)だそうで、中でも八十八夜(立春から数えて88日目)に摘み取られるお茶は、古来より不老長寿の縁起物の新茶として珍重されているそうです。
なので、だいたいその辺の時期に摘もうと思っていたら、たまたま空いていた日が今年の八十八夜で、粋な八十八夜のお茶摘み!と、相成りました。



黄緑色のやわらかい新芽を摘み取ります。


一芯二葉…いっしんによう
新芽の先端から二枚の葉のついた部分を摘みとるのが、最高級のお茶だそうです。
でも普通は一芯四~五葉くらいまで摘んでいいそうです。な~んだ知らなかった。


袋いっぱいに摘んで


まずは青臭さをとるために軽く蒸します
と、すでに緑茶の超いいにお~い!!


ざるにあけて水気をとばして


鍋で炒ります


手でよ~くもみもみして水気をしぼりだして


また炒って、を何回か繰り返します


すると、見覚えのあるお茶っ葉になってきます


針のようになるのが良いらしいのですが、未熟ものなのでなんだかぼそぼそしてます


さらに天日で干せば…


完成ー!!?これでいいのかな?


早速淹れてみると、ちょっと色が薄い?
でも、味はまぎれもなく生々しい緑茶の味!ていうか、生々しすぎ?もっと蒸してもよかったのかもしれません。

お茶の作り方は、調べれば調べるほど人それぞれなので、また摘んできていろいろ試してみたいと思います。


このように道端に普通に生えています。
前までの僕も含めて、現代っ子たちは、この道端に普通に生えている葉っぱがお茶だなんて気が付かないことでしょう。

実はあこがれのお茶の木は、通学路の途中に沢山生えていたわけです。

一昔前までは、日本人の暮らしの中に、当たり前にお茶の木があり、誰もが完全無農薬の贅沢な新茶を当たり前に飲んでいたのです。

大大大好きな緑茶がどうやって育ち、どうつくられるのかがやっと解ったお茶摘み体験。

また一歩、日本人に戻れたような気がします。





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振り返り日記2012(4月・後編)

2012年06月03日 19時16分34秒 | 一喜一憂
(4/16)
石臼への道が、これからは「石臼との道」です。
まずは、使っている間にどうしても緩んできてしまう取っ手の紐を、丈夫な「しゅろ縄」へグレードアップ!
庭師のOさんに縛ってもらったのでがっちりです!

(4/18)
リアル鯉のぼり。この時期ってほんとに鯉が川をのぼるんですね。
ほとばしる生命力!!こりゃ、あやかりたくもなります。


うちの野菜が尽きたのでタケノコとフキを取りに
今年の我孫子のタケノコは出荷停止だそうなので、ライバルが減ります、と思ったら、森にはすでに掘り起こされた跡が…
いつの時代も気にする人には何をどう説明しても気にするし、気にしない人は気にしない、ということ。

ホントはこの世に”汚染物質”なんてどこにもないんですよ。
って言って解ってもらえるようになるのは子の代なのか、孫の代なのか、あるいは意外にも…。

「そうすると、見えてくる。曲がるのはスプーンではなく、自分自身だって。」 ―映画『マトリックス』より


(4/22)
キジだ!夫婦仲良くいつも一緒。こちらもあやかってキジのぼりの日を作ろう!

(4/24)
麦がもうこんなに伸びてます。(前回の日記参照)


新種大根は種を残さず土へと還りました…デビューならず
食べたかったなー。

(4/25)
大量にいただいていた綿花のタネを蒔きます!


新農地に


なんにもしないでただ蒔いてみます
どうなることやら


引き続き石臼グレードアップ作戦、今度は刷毛を取り付けてみました!
落ちてきた粉を自動で集めるしくみにしたいのです。


無農薬の固定種を扱う埼玉の「たねの森」から、オクラとトウモロコシのタネが届きました。
オクラの品種はスターオブデイビット、採取地イスラエル!切り口が綺麗な星型になるそうです。
トウモロコシの品種はゴールデンバンタム。採取地はドイツ!20世紀初期に誕生した元祖黄粒スイートコーンだそうです。
はるばる相澤農園へようこそ。

(4/27)
粉受けの試作品をつくります


できた


セットしてみると、いい感じです、これはいけそう

(4/30)
ナスの芽が顔を出しました!
今年は夏野菜も種からやってみることにしたのです。


トマト!


続く…





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