「海外旅行、長時間飛行機に乗るのはもう嫌だ。でもタイなら行ってみたい」
という夫の希望で
10月13日~17日、「とことんこだわり魅惑のバンコク5日間」
の旅に参加する予定だった。
夫のパスポートを更新し、旅費も全額振り込んだ。
20日ほど前「2日目のアナンタ・サマーコム宮殿が改装工事の為
観光出来なくなったので、他の場所(場所名も書いてあった)に
変更させていただきます。
また10月13日はプミポン前国王が崩御された日なので
「前国王を偲ぶ日」になっており、禁酒日になる可能性があり、
その日はレストラン、コンビニなど
すべて酒類の販売が禁止となる可能性があります」という手紙が来た。
開放気分の旅行先でお酒が飲めないのは辛いなと思ったが
せっかく思い立ったのだからとキャンセルしなかった。
すると昨日また旅行社から手紙が来た。
「タイ国王国葬による観光地の変更のご案内」という見出しで
「王宮・エメラルド寺院観光につきまして2017年10月25~29日の
タイ国王の国葬に伴い10月1日~29日までの期間、一般入場禁止と
なることが急遽決定しました。キャンセルをご希望のお客様には
取消料は頂戴せず旅行代金全額を返金させていただきます」と
書かれていた。
メインとなる観光場所を2箇所行くことができず、
しかもお酒も飲めない。
あえて今行く必要はないのではないかと思っていたら
旅行社から電話あり。
「キャンセルが多いのではないですか?」と尋ねてみたら
「そうなんです。2箇所も行けず、お酒も飲めないという事で・・・」と
旅行社もこの日出発の旅行は中止したいという感じが
なんとなく受け取れた。
この企画は年内中は他にないとの事なので、延期ではなくキャンセル。
「微笑みの国」と言われるタイの国民性が好きだし歴史ある寺院や宮殿を
観てみたい。それが夫のタイに行きたい理由。
果たしていつの日か夫の希望のタイ旅行、叶う日が来るだろうか?
我が家にかつて2回ホームステイしたことがあるタイの女の子チャエ、
いつも笑顔の子だった。
いつしか音信が途絶えてしまったが、もう40歳になっているはず。
どうしているだろうか。結婚して子どもが生まれているかもしれないな。
タイの国民はみな国王が大好きで全幅の信頼を置いていると
あの頃チャエが言っていた。
タイ国王の国葬期間内の今回の旅行、差し控える判断は
賢明だったかもしれない。