夕方6時半から開演の『林真理子』さんの講演を聴きに
夫と大分市の『いいちこグランシアタ』に行った。
昨日も『綾小路きみまろ』トークライブを聴きに来たので
2日連続でこの会場。
すべて無料でこういう体験ができて感謝のかぎり。
林真理子さんの本は親しみやすく読みやすくて私はすきだ。
『白蓮れんれん』が発売されたころ、面白くて『林真理子』の
本を次々と読んだ記憶がある。
今年またNHK大河の『西郷どん』などで脚光を浴び紫綬褒章も貰い
乗りに乗っている作家だ。
テレビ・雑誌などではよくお見掛けするが実際生で拝見するのは初めて。
上下黒の服をさり気なく着こなし、口調も物静か。
私が思っていた印象より控えめで淡々とお話しされる方だった。
しかし、その内容は面白かった。
作家の苦労話など色々聞かせて下さり、この集中力のない私が
こんなにも集中して聴けるものかと我ながら驚くほどだった。
原稿を全て手書きしているとの事。
手書きすると指先に全神経が集中し思わぬアイデアが
生まれることがあると言う。
すごいなあ。そんなに書いて腱鞘炎にならないのかしら?と
変なところが気になったりした。
「いろいろチャレンジしてもすぐに飽きて止めてしまう性格だけど
エッセイや小説など書くことは不思議と飽きない」ということばも
印象に残った。
やはり『好きこそものの上手なれ』という諺があるがまさにそれだと
思った。天職なんだと思う。
取材など努力もたくさんされている様子。
良いお話を聞き、帰りの車の中、不思議なほど元気な私がいた。