あざみの気まぐれ日記

備忘録のつもりで書いています。

2004年2月15日の日記

2016年02月15日 | 日記

 

母が亡くなり、この頃、過去の日記など引き出して

感慨深く見たりしている。

 

2004年(12年前)の今日の日記。(日曜日)

 

「昨日(土曜日)はいつものように4時にデイサービスに義母を迎えに行った。

帰ってから家に上がらせるのが大変だった。玄関に座ったまま

動こうとせず説得するのに1時間以上かかってしまった。

夫が9時ごろ帰ってきたので、義母を寝かせることを頼んでみた。

夫は優しく義母に寝るよう迫ったが、義母は「何で寝らんといけんのな」

と言って全くいう事を聞かない。夫、義母に歯が立たずギブアップ。

次、息子にバトンタッチ。息子は速攻で抱きかかえて義母を立たせようとするが

「どうしてそんなことをするんな」と言って叱られ、これもお手上げ。

次、私。なんとかしなければ・・・。

「ばあちゃん、もう9時半よ。もうみんなも寝るからばあちゃんも寝ようね」と

飛びきり優しく声をかける。そしてそっと体を支えて立たせようとする。

すると義母の気持ちが変わった。

「そうな。もう寝る時間な」と言って時計を見る。立ち上がらせることに成功!

夫と息子が唖然とする。ちょっと鼻高々。

しかし、トイレに行かせようとすると「行かなくても良い」と言って廊下の壁を

両手で突っ張って抵抗する。

トイレに座らせてズボンを下ろそうとすると抵抗し怒る。寝かせるのも一苦労だ。

 

今朝、8時ごろ、実家の母から電話があった。声が冴えない。

「熱が昨日からあって体がきつい」と言う。

38.5度熱があり食欲も無いという。

18日に心臓の検査のために入院する予定になっている病院に

休日なのでダメだろうと思いながら電話してみた。

幸いなことに「連れてきてください」との返事だった。

母を連れて病院に9時半ごろ到着。

病院の救急外来にはインフルエンザでかなり具合の悪そうな人たちがたくさんいた。

マスクを持って行って良かったなと思った。

母はぐったりと長椅子に横になり、毛布を着て順番を待った。

インフルエンザの検査はマイナスの反応が出たが、インフルエンザの疑いは

残っているようだった。

医師にお願いして入院させて頂くことにした。

 家に帰りついたのは2時半ごろだった。

お昼ご飯を食べようとしたら、義母がそれを欲しがる。

「ばあちゃんは、もう食べたでしょ」と言うと「いいえ、たべちょらん」と言って

恨めしそうに見る。(食べたことを忘れている)

ミカンをあげてごまかしながら、なんだか悲しい気分になってしまった。」

 

フルタイムで働きながら、こういう時期も何とか乗り越えて来た。

今となっては懐かしい思い出。