(↑失くした傘)
夜、公民館で写真教室があった。
あいにくしとしと雨。駐車場に車を停めて傘をさして・・・。
玄関の傘立ての所で、傘をどこに置こうか迷う。
この傘は一張羅のお気に入りの傘。息子が数年前、誕生祝か母の日かに買ってくれたもの。
「こういう場所では誰かが間違って持って帰ったりする可能性がある。気を付けなくては・・・。どこに置こうか?」
一旦、空きの多い傘立てに持って行った。ちょっと目立ちすぎる気がして今度はたくさん傘が立てられている方に持って行く。
そして一番奥の真ん中あたりにきちんと傘をたたんで立て、ここに置いたよとしっかり確認。
約2時間半後、帰ろうとしたら「無い!傘が無い!!!」
私が置いた傘の隣の隣に傘が残っていたが、それは花柄の壊れた傘。
この夜公民館を使ったのは書道教室と太極拳教室のようだ。
誰かが間違えて持って帰ったのだろう。
傘1本の為にそういう教室に連絡してお騒がせするのも気が引ける。
しかし、あの傘は思い入れのある傘なのに・・・。
家に帰って傘が無くなったことを夫に告げると、「ああいう(人の多く集まる)ところに、そういう傘をさしていくのが間違いだ。無くなっても良いような傘をさしていくのが当たり前」と言う。
傘を使い分けるほど私は傘を何本も持っていない。一張羅の傘なのに・・・。
もう私のもとに帰ってくることは無いだろう。とてもとても残念。
※翌日、未練たらしく公民館の傘立てを見に行ったが、前夜の壊れた傘が残ったままで、私の傘は返ってきていなかった。
※今、傘の画像を探したら見つかった。2010年の誕生日にプレゼントしてもらったものだ。
傘1本でも気にいった物が無くなるとしょんぼりしてしまう。