あざみの気まぐれ日記

備忘録のつもりで書いています。

おせっかいオバサン

2014年02月11日 | 日記



この時期、高校生が卒業を間近に控え、うちの近くの自動車教習所に運転免許を取りに来る。
そして毎年、決まって我が家の近くに来て、たばこを吸う子がいる。
それを見つけて何度か注意をして来た。
しかし、今年はそういう子がいない。
「今年はたばこを吸う子がいないね」と夫に話していた矢先、二人の男の子が家の前の道に座ってたばこを吸い始めた。
私の『おせっかいオバサン』の血がメラメラ燃えて、その場に行って声をかけた。
「今、たばこを吸ってたね。まだ二十歳になっていないようにみえるけど・・・」
二人の男の子は素直に「はい」と言った。
そこで私はたばこの害についていろいろ話をした。
色々な癌の確率が高い事。女の子にも嫌がられることが多い事。父親になった時、子どもがその害を受けることがあること、年をとって吸い始めた人より10代で吸い始めた人の方が肺がんなどの確率が高いことなども話をした。
二人は私の顔をまっすぐ見て、素直にその話を聞いてくれた。
「もう中毒のようになってるの?」と尋ねると「いいえ」と言う。
「たばこ、やめられそう?」と訊くと「できそうです」ときっぱり答えた。
「二人ともとても良い顔しているよ。たばこをやめて健康で素敵な人生を歩いて行ってほしい」と言うと
「どうもありがとうございました」と二人は頭を下げてくれた。
おせっかいオバサンの話を素直に聞いてお礼を言ってくれた二人。
タバコを止めることができるかどうかは分からないが、私の話を心に留め、やめる努力をこの二人はするのではないかと感じた。
おせっかい、焼いてよかった。こういう触れ合いができ、清々しい余韻が残った。




久しぶり

2014年02月11日 | 日記



久しぶりに本屋に行った。本はあまり読まないが本屋さんに行くのが好きだった。
勤めていた頃、気持ちが落ち込むようなことがあると仕事帰り書店に立ち寄った。
1時間くらい店内を気の向くままウロウロすると不思議と気が晴れていた。

しかし、退職後の今はそれほどストレスが溜まることもないので、そして本も読まないので、もう長い事行くことが無かった。
久しぶりの本屋さん。気の向くままこれという目的もなく歩く。さて一番自分の気持ちがトキメクものはなんだろう?
編み物の本?パッチワークの本?絵?ゴルフ?旅行?・・・何の脈絡もなくあれもこれも手に取ってみる。
今一つときめくものが無い。1時間半くらい本屋さんでうろうろ過ごし、雑誌を1冊買った。
本屋さん、やはり良い!気持ちを前向きにしてくれる。

本を買って帰ろうとして車のサイドブレーキを下ろそうとすると下りない。動かない。
そんなに力いっぱいサイドブレーキを引いた覚えはないのに・・・。
いくら頑張っても動かすことができない。
書店に戻って「あのー、男性の店員さんをちょっとお願いしたいのですが・・・」と頼む。
若い店員さんが車の外から体だけ車に突っ込んでサイドブレーキを下ろそうとしたが下りない。
乗り込んでチャレンジ。するといとも簡単に動いた。
「私のやり方が悪かったのでしょうか?」と尋ねると「いえ、最初、硬くて動きませんでした」と言ってくれた。
長い事車に乗っているがサイドブレーキを動かせなくなったのは初めて。
今度こういう事があったら見てもらわなくては・・・・。

夕方、夫と散歩。これも本当に久しぶり。
山は雪を被っている。こういう光景は珍しい。
やはり外の空気は活力をくれる。
こういうささやかなことが幸せな事なんだと思ったりした。