先日夫が「お前、この頃、いつも歌ってるなー」と言う。
「いつも昔の古い歌を歌っている」と言う。
そう言えば、しょっちゅう、何か適当に口をついて出てくる歌を歌っている。
「それがどうかした?」と聞き返すと「お袋がよく歌っていたから・・・」と言う。
「お母さん、全く歌っていなかったよ。認知症になってから歌うようになったけど・・・」と私。
「その時、昔の古い歌をよく歌ってた」と夫。
「えっ!もしや、私にその疑いがあると思ってるの?」
「おお、そうだ」と夫。
これが私の笑いのツボに入って、しばらくクックと笑いが止まらなかった。
そして今日、また無防備に口をついて出る歌を大声で・・・
なんと「しょっしょっしょじょじ、しょじょじのにわは・・・」
こういう歌が口をついて出るということは子ども返りしているってことか?
「おいらのともだちゃ、ぽんぽこぽんのすっぽんぽん」
そこで娘がつっこんだ。「お母さん、その歌、間違ってな~い?たぶん違ってると思うよ」と言う。
「すっぽんぽんじゃないと思う」と言う。
確かにそうだ。「すっぽんぽん」は裸になった状態を言うのだ!
自分の歌の可笑しさに気が付いて、また笑いのツボに入ってしまった。
笑いが止まらない。娘に気が付かれないようにしようと思ったのだが、笑いを抑えられない。涙が出る始末。
「お母さん、どうしたの?大丈夫?」と娘が母の異変を心配する。
「イカの刺身をたべさせようか?」と娘が言う。
余談だが中学生の時、授業中に近くにいた子の変なつぶやきがおかしくて、それでも笑いを我慢していたのだが、止められなくて、授業中、突然笑いだし、先生を心配させたことがある。
担任が家まで送ってきて親に事情を話して帰った日、母が心配して「食べたいものがあったら作ってあげる。何が食べたい?」と私に言った。その時私が答えたことをいまだにはっきり覚えている。「イカの刺身!」
この話は娘に話したことがあるので娘がこの状況で「イカの刺身」と言ったのだ。
もう少し考えて歌を歌うように気を付けないといけないかな?
お気楽オバサン、日々、何の考えもなく歌を大声で歌っている。上手くもない歌を・・・
♪さいたーさいたーちゅーりっぷのはながー♪