ガンジス・河の流れ

インド・ネパール。心の旅・追想

逃亡・終章・・・6    最後の望

2018-01-22 | ドラッグの深い闇・終章

 ぼくが通路に出て煙草を吸っているとスンダルが寄って来た。彼は管理官の言葉として3000ドルを出せばサインするとぼくに伝えた。ぼくにはもうそんなお金はない。もし彼がぼくのお金を使っていなければ2000ドルは残っていたはずだ。それとデリーを出発する前マリーの助言でインド・ルピーをブラックでドルに逆両替えした1900ドルがある、そのお金で何とか払う事も出来たのだが今ではもう無理な話だ。
 午後に入ると管理官はぼくを呼んだ。彼は申請書をぼくに戻し2階へ行ってトップのサインを貰ってこい、それが出来たらビザは出せると言った。ぼく達はトップに会いに彼の部屋へ向かった。彼はぼく達に会ってくれた。温厚な顔をしたネパール人だ、もしかしたらサインをしてくれるかもしれない、事情を説明しながらぼくは期待をふくらませた。


朝から雨が降っている 明日から3日間雪のマークだ
東京は大雪になりそうだ 首都高速から湾岸線へ向かう途中
木場を過ぎた所で車が進まなくなった 雪が降り続いた
八王子へ向かったときはチェーンを装着していない車だけ用賀で降ろされていた
車を端に寄せてチェーンを巻いたことがある 仕事だからいくしかない
45度を超えた異常熱風は体験している 北海道の氷点下20度は理解できない
それは業務用に設定された温度ではない 日常生活で受け入れなければならない 
と言う点についてだ

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