ガンジス・河の流れ

インド・ネパール。心の旅・追想

第11話  ヨガ・アシュラム・・・7    スワミ(悟りを開いた人)   

2015-09-13 | 第11話  ヨガ・アシュラム

 昼、食堂へ行くと招待された多くのサドゥ達が、庭の敷き物の上で特別食を振舞われていた。
見ると集まったサドゥ一人一人に10ルピーの新札が渡されている。
まるで金持ちの宗教団体のようだ。
食堂の中はインド人で一杯になり席が空くのを待つしかない。
やっと席に着いて食事をしていると隣のインド人が話しかけてきた。
彼等はこのアシュラムの信者で先代スワミ(悟りを開いた人)の供養祭できていると言った。
先代スワミは人望が篤く現在のアシュラムを開き組織を大きくした。
このアシュラムは宗教協同組織というかトラストで各地に支部を開き多くの信者を擁しているらしい。
 長屋の各宿舎前には石板が取りつけてあり名前が刻まれている。
刻まれた名前の人のドネーションによって建てられた宿舎だと聞いた。
その人が来ればいつでも使えるし一生そこに住むことも出来る。
各地から信者が集まり宿舎の空きがない、そんな事情で旧アシュラムへ引っ越すように言われた。ちゃんとお金は払ってある、あんな汚いところは嫌だと文句を言ったが旧アシュラムへ追い出されてしまった。
荷物一式をバックパックに詰め込んで山道を歩いていると彼女達とすれ違った。
 トイレもシャワーもない、部屋の中には大きな蜘蛛が巣を張っている。サソリが現れないことを願う。何だこの部屋は、と責任者のようなヨギに文句を言ったが、よく考えてみれば彼には何の権限もない。どうせ5日間この部屋で生活をしなければならない。
必要な物を取り出しそれぞれの場所に置き生活の態勢を整えた。

中学校の運動会が終わった 近いというより隣だ 進行は生徒が行う  
スピーカーからの放送は今日まで キィンコォン カァンコァン 授業のチャイムは明日からだ

9月14日
失礼 今日中学校は振替休日でした チャイムは明日からです
コメント
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