ガンジス・河の流れ

インド・ネパール。心の旅・追想

ガンダーラー

2013-06-26 | エッセー

mi1

ペシャワールの町は広い 適当に歩いていると通りの片側にバラックの長屋が続いている 
鉄を打つ音だ 鍛冶屋? そうだろう 店の中を見ながらてれてれ歩いていると目の前に
いきなりアフガン人の髭の大男が現れた 片たすき掛けをした皮バンドには大きなライフル
銃の弾丸が並んでいる 肩に担いだ重そうな銃 男は店の前の木に繋いでいた紐を解き
ロバを引っ張ってどこかへ行った
ホテルへの帰り道 バザールの露天商のおやじに こっちゃこいと手招きされた
こっちゃこい というので近寄っていくと懐から細い尖った両刃のナイフをだし
左右にぴぃぴぃと空気を切った どひぇ~ おまえの着ているものは危ない これを買え
と濃紺のベストを売り込んだ 内ポケットの他に隠しポケットが数個ある 気に入って買った 
この写真を見ると思い出す カトマンズの動物園で撮ってもらった



これはベナレスのホテル中庭 ぼくの部屋の前 これからパキスタン アフガンへ向かった

 
コメント
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