世界遺産駅(2015インドno5)

 

　２００４年世界遺産に登録された長い名前の駅「チャトラパティ・シヴアージ・ターミナス」ターミナルの間違えではありません。この後に駅と付くのです。 １８８８年に建設されたという歴史もの。インドの伝統様式も取り入れたヴィクトリア・ゴシック建築というのだそうです。これでも前の方にいる皆さんから、ずいぶん後方まで離れての撮影でしたが駅舎の規模が大きすぎて、全体像が入りません。 

 

 

 

　このビルもイギリス時代の建物でしょうか。道路は大渋滞。屋根の黄色いタクシーがウジャウジャ。この国の自動車は「スズキ」のはずなのに、タクシーはすべて韓国車「現代」。でも、デリーでは「現代」は走っていなかった。４０年前にスズキ自動車はこの国を訪れたそうです。 スズキさんがインドを開いてくれた。ガイドさんは「スズキさん」「スズキさん」と言います。

　列車旅の始まりです。私たちは世界遺産駅の裏口から入るのでした。裏口とはこんなものでしょうか。何ともさみしい駅です。どこでも何ごとも「裏」がつけば悲しい響き。 

　裏口から入ったのに、こんな歓迎セレモニーが待っているとは。ならば世界遺産の正面玄関から導いてくれても良さそうなものを。世界遺産駅の内部の造りも見たかったのに。

　赤カーペットの上を静々とプラットホームへ、ホームに立つ多くの人たちに向かえられて・・・賓客の気分。