きれいな白い珊瑚の砂を敷いた道に、牛車を引く水牛の足跡が残ります。
民謡「安里屋ユンタ」のモデルがこの麗人「クヤマ」だそうです。首里から来た偉いお役人のプロポーズを拒否したとかで、当時としては考えられない勇気だったらしい。そんな出来事が、あの歌「マタハーリヌ チンダラ カヌシャマヨ」の原型となって歌い継がれているとのこと。
背の高いお家はどこにもありません。赤瓦の屋根が並びます。新築のお家も赤瓦の平屋建てと自治組織が決めているとお聞きしました。その赤瓦、今はすべて韓国からの輸入物だそうです。
ブーゲンビリアが鮮やか。背の高い石垣が美しい。もちろん屋根瓦も。その町並みが「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されている町は、どこを歩いても、どこを見ても皆画になるのでした。