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世界の彼方此方へ行きたい

気ままな旅の様子を綴っていきます

キトラ古墳(2020奈良no3)

2020-11-02 | 近畿

 小雨が降ってきた。キトラ古墳に向けて歩きます。

 高松古墳と同じ形状だ。でもちょっと小さいって感じ。ここでも私たちの貸し切りだった。

 平成28年に設置された新人の案内版だ。高松塚と同時代に造られたというこの古墳。平成16年に撮影されたという壁画と石室内の様子を写真で説明していました。

 平成28年に開設された施設にやってきた。今日は10月19日、この展示が始まってから3日目だ。今年2回目の公開、貴重な展示なのです。1日の入場定員250人を4回に分けて入場だという。応募者は抽選によって当落ありですって。文化庁にコネありだったのでしょうか、私たちはそんな難関を滑り込みだったようです。でも2班に分かれての鑑賞でした。

 マスク着用、検温をパスしなければ入れません。私たちの前方にいた方がお帰りになってしまいました。

 

 私のいただいた入室証には 11:20  今日の第6班目とされていた。感染症対策のため入室できる人数を制限している。と書かれていた。

 古墳を説明するこんなパネルが何枚も並んでいました。きれいな展示に驚いてしまった。

 獣頭人身十二支像。6体が確認できたそうです。一番下に海外の十二支像から推測して書かれたものが十二体並んでいます。

  原寸大の石室。奥行2.4m×1.0×高さ1.2m その大きさを対比できるように、どなたかの後姿を入れたかった。

 読めないでしょうが壁画の説明をしています。これを読めばフムフムとおおよそのことが分かります。石室内には四神(青龍、朱雀、白虎、玄武)十二支、天文図、日月の壁画があります・・・から書き始めて詳しく語っています。画は四神と干支が4枚そして右端が天文図です。

 古墳壁画の実物を期間限定で公開するという展示ですが、展示を覆っているガラスに灯りが反射してしまいきれいに写せません。何枚かあるスクリーンにその壁画が映されます。流れる画像ですからきれいな場面をパチリとはいかないのです。58.3倍の画だとしています。

 1972年(昭和47)高松塚古墳壁画発見ニュースの直後に、近隣の住民から、近くに似たような古墳があると知らされ、これが発掘調査につながる糸口となりました。地元の人々はそこを「キトラ」と呼んでいました。・・・と書いてあります。

 いろいろ書いています。・・1998年上下左右に向きを変えるCCDカメラで青龍、白虎、天文図を発見。てな説明もあります。

 これが今回の主題の「白虎」ボタンを押してください。といっていますが、コロナが故でしょう押せないようになっていました。押せば何が出てきたのだろうかと欲求が膨らむ。

 飛鳥・奈良時代の壁画、私はこれが気に入った。これらの絵に遭遇した考古学者等の興奮はいかばかりだったでしょうか。

 平成15年こんな記念切手が発売された。白虎と朱雀10円の寄付金付きだ。説明文のお月様の上には「玄武」を張り付けてある。これは亀に蛇が巻き付いている画柄とみた。

 展示室はこんな感じ。左のスクリーンには「白虎」右には「玄武」が映されている。

 何人ぐらいが一緒に入場したのでしょうか。会場はゆっくりゆっくりなのです。ジーッと読み込むことができます。

 十二支の虎の画像。

 展示館の天井には、石室の天井に描かれていた天文図が。

 そしてこれがその天文図。何が何やらわかりませんが・・・

 いただいたパンフレットを開くとこんな図解をしていました。北極を中心にした円形の星図。金箔と朱線で中国の星座が表されており、74座が確認できているという。すごいです。ぐるっと赤道まで書いている。図の左の金色の丸が日像、言ってみれば太陽だ。その左の何本もの線は雲を表しているそうです。同じように右の銀色の丸は月像。いやはやです。

 ゆっくり堪能したキトラを後にします。まだ雨が降っている。こうもり傘が写ってしまった。


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