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世界の彼方此方へ行きたい

気ままな旅の様子を綴っていきます

国立人類学博物館(2016中米no10)

2016-11-11 | 中米

 サン・サルバドルに戻って来て市場へ連れてってくれるといったのに、市場は市場でもなぜか民芸品市場。その国のお台所に接する触れ合いがかないませんでした。「怖い」 と言われている中米の国々のマーケットの雑踏になど、危ないからご案内できません。ということか。 

 

 せめてもの救いが、マラカスを持った、この子に会えたこと。左隅でお母さんもニコニコしてました。 出会いとはこんなものでしょう、変なおじいさんに盛んに愛嬌をふりまくのでした。

 

 標高1500mのグアテマラから600mの地に降りてくれば、暑さが身に沁みます。何を売っているのか分かりませんが、街角では、こんな姿を散見。 

 

 

 入り口を入った所にこの画。地球創生からの姿を表しているのでしょうか。中央で赤いジャガーを纏った男がかみついている相手は、私の勝手な想像ですがスペイン兵士か。ジャガーは中米では「雨の神」として崇められているのだといいます。 

 この壺、お葬式に使われたのだ。と聞いたつもりですが、全然確信はありません。  

 「神シペ・トテック」像。豊穣の神様だそうだ。しかしこの神様が恐ろしい、石器のナイフを使って生贄の全身の皮を剥がし取り、剥がされた皮を身に纏ってしまうというのだ。言われてみればこの神様、身体に皮膚を張り付けてあるようにも見えます。「生贄」という話は折に触れて聞きます。でも皮を剥いでしまうとは、なんとおぞましい神であることか。ブルブル震えがくる。

 この画を下方⑤⑥まで写さなかったのは失敗だった。⑤⑥に何が隠されていたか、ひょっとしたら皮膚を剝がれる生贄の説明だったのかもしれない。ここにコメントを書きながら無念さがふつふつ。 

 ここにもやっぱりコロンブスさんがいた。彼の冒険のおかげでスペインさんがやって来たのでしょう。この地域にとっては、その後の過酷な歴史になったのですから。 


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