17時を回って、この統一会堂は閉鎖されていて見学ができませんでした。南ベトナム政権時代、独立宮殿と呼ばれていた旧大統領官邸だという。1975年(昭和50)4月30日、解放軍の戦車がこの官邸の鉄柵を突破して無血入城を果たし、事実上ベトナム戦争は終結したという。国賓を迎えた時や会議などに使われているとき以外は一般に公開されているとのことでしたが、私たちは、バスを降りて鉄柵に顔を押し付けて眺めての帰りとなるのでした。手前に見えている飾りは、道路沿いにズゥーと並んでいるお化粧。
さて、30年も続いたというベトナム戦争をもう少し知りたいと、ちと調べてみた。アメリカの本格的軍事介入は1965年からの北爆かららしい。しかし、南ベトナム民族解放戦線(これをべトコンというようだ)や南ベトナムに侵入してくる北ベトナム軍を制圧できなかったという。そんなアメリカが敗北して撤退したのが1973年。この間の戦いの様子があの証跡博物館に記録されているのでした。「ベトナム戦争」をずっと読み進んでいったら、アメリカ軍はラオスやカンボジアにも爆撃していたんですって、知らなかったなぁ。
サイゴン大聖堂(聖母マリア教会)にやってきた。広場にはマリア像が立ち、その奥に中央郵便局が見えている。
塔は修復中のようでしたが、赤レンガ造りのきれいな教会だ。もちろん仏領時代に建てられたといいます。
中央郵便局。こちらも19世紀末のフランス統治時代に建てられたという。正面時計の下には1886~1891と建設期間らしき数字が彫り込んであった。
郵便局の中へ入ってみました。正面にホ・チ・ミンさんがいらっしゃる。インドのガンジーさんと一緒でどこにもいらっしゃる。紙幣もすべてホーさん。この建物も観光名所のひとつなのだ。奥に入っていくと確かに郵便作業はしていましたが、建物に入ったすぐの両翼にはお土産屋さんがズラリでした。
ランタンがいっぱいの、このレストランで夕ご飯を頂くのでした。
20時を回っている。さすがにバイクの波はなくなってきました。
ホテルはご立派。ベットもご立派。どこのホテルでも wi-fi が使えるのがうれしかった。