熱帯雲霧林を歩きます。この案内図には6本の橋が書かれています。どこをどう歩くのか、とにかく歩くのです。前回(2009)の雲霧林歩きは、太陽がまぶしい好天の中でした。今回は、まさに雲霧降り注ぐそれなりの環境のなかでのお散歩です。
熱帯雲霧林は、年間何日間霧にまかれていて云々と、その定義のお話がありましたが忘れました。が要するに山全体が湿度が高いのだ。よってシダやコケに覆われ緑がいっぱいで、むんむんとするような雰囲気。
まず最初に渡る6番の橋は48mの長さ、地上15mのところにありますと書いてあるのでしょう。
高い橋の上からは、霧にむせぶ大きな森が眼下にあるのでした。
コケや着生植物が樹木をお借りして生活しているのです。
大きな木の回りに「締め殺しの木」が何本も垂れ下がっています。樹上に鳥などによって運ばれた種が芽吹いて地上に根を伸ばし、成長した暁には宿主を絞め殺してしまうという恐ろしい木だ。
長さ236m 高さ50m この橋が一番長く一番高い橋でした。
約1時間、幸いにも濡れるほどの雨は降りません。6本ある橋のうち4本を渡って、前評判の高かったモンテベルデの雲霧林トレイルを終えるのでした。