日本共産党の志位和夫委員長と五十嵐仁さん(法政大学名誉教授)の新春対談で「安部外交」がいかにだらしないものかと志位委員長。その典型が日露首脳会談。領土問題投げ捨て、強い日本をつくりたいが先。←応援よろしく
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik16/2017-01-01/2017010101_01_0.html
志位 さきほど言ったように、私たちは、日ロ領土問題は、戦後処理の不公正の是正を求め、全千島列島の返還を堂々と主張するという立場に立たないと解決できない、この立場に立ってこそ国後、択捉を取り戻す道も開けると一貫して言ってきました。この立場は、今回の日ロ首脳会談の顛末(てんまつ)をみても、いよいよ重要だと思います。
歴代自民党政権の領土交渉にはこの立場がないのが大きな弱点でした。ただそれでも日本政府の過去の交渉を見ると、経済協力をするときには必ず同時並行で領土問題をやっていたんです。たとえば1998年の小渕・エリツィン会談のときにも、「共同経済活動」が合意になったんです。このときは「共同経済活動委員会」と「国境画定委員会」と並行して立ち上げています。経済をやる場合でも領土を並行でやる。リンクさせる。これが建前だった。ところがこれすら捨てちゃったのが、今度の安倍首相の「新しいアプローチ」なんですね。「国境問題にこだわっているから進まないんだ」と、領土問題を脇に置いて経済優先でやる。こういう仕掛けをつくってしまった。
今回の日ロ首脳会談の結果は、これまでの自民党の日ロ領土交渉の方針がいよいよ行き詰まり、総破産したことを示しています。同時に、そうしたもとで、安倍首相が、これまでの歴代政府がいちおうの建前としてきた交渉方針をも、覆してしまったということが言えます。総破産のもとでの大後退なのです。
激動の年の始まりだ。いつまでもアメリカ言いなりにさせない。沖縄県民に連帯して。←応援よろしく

【名護】米軍普天間飛行場の移設に伴う新基地建設の準備が進む名護市辺野古の松田ヌ浜には1日朝、初日の出を見ようと各地から約250人が訪れ、新しい気持ちで新年を迎えた。午前7時20分、雲の向こうから日が昇り、光が真っすぐ浜に差し込むと拍手が沸き起こった。
地元・名護市の稲嶺進市長やヘリ基地反対協議会の安次富浩共同代表、辺野古在住で長年座り込みを続ける島袋文子さんらは、基地建設阻止の誓いを新たにし、海に向かって祈りをささげた。
稲嶺市長は「辺野古も高江も(建設を)止めることを誓い合うきょうの日でありたい。力を合わせて頑張ろう」とあいさつした。
安次富共同代表は「日米両政府にウチナーンチュの底力を見せないといけない。絶対勝てる」と意気込んだ。
浜の別の地点では「明けましておめでとう 勝つまで負けないぞ ジュゴンを守ろう」などと書いた連だこを揚げる人々もいた。
地元の若者も集まって新年を祝った。島袋太貴さん(21)は初日の出を見た後に友人同士で景気付けに海に飛び込んだ。「毎年恒例でやっている。ずっとこうやっていられる関係でいたい」と寒さに震える声で話した。【琉球新報電子版】

新年、明けまして
おめでとうございます
八幡市・流れ橋の日の出 流されtも、流されても架け続けられてきた橋
新しい年の幕開けを迎えて
安倍政権のもとで、この国にまたぞろ軍靴の音が迫ってくる。
恒例の参拝ができず国会で涙した稲田防衛大臣は、安倍首相ともども真珠湾を訪問した直後、防衛大臣就任後初めて昨年の暮れ(2016年12月29日)、靖国神社に参拝した。
靖国神社は侵略戦争美化の宣伝センターの役割を果たしている神社である。当然、アジア諸国から批判のコメントが報じられている。ノーコメントの安倍首相をはじめとする背後の面々の蠢きに寒々とする。
一昨年の9月19日、安倍自公政権のもとで安保法制=戦争法が強行採決された。憲法9条をもつこの国が許されないとしてきた海外での武力の行使容認である。
いま、その運用が遠い南スーダンで実施されようとしている。明らかにPKO5原則が崩れているにも関わらず。「戦闘ではない衝突」「首都ジュバは比較的落ち着いている」と国民をだましてはばからない。
南スーダンでは政府軍による国連部隊への交戦も行なわれている。こんな情勢のもとで、任務遂行のためなら武器の使用も可能な「駆け付け警護」など行なえばまさに「殺し、殺される」危険な事態に陥る。
日本は戦後、戦争で「殺し、殺される」ことはなかった。なによりも、二度と戦争はしないと誓った憲法9条の力である。
いま、南スーダンで憲法9条が壊されようとしている。武器が使用されようとしている。そんな事態にならないうちになんとしても自衛隊は南スーダンから撤退すべし。
憲法9条を持つ日本だからこそ、人道支援、民生支援を。
憲法9条をもつ日本国民の平和への熱い思いは強く、強く根付いている。一人ひとりの力は小さいけれど、その深い絆はしっかりとつながっている。戦争したがる蠢く、必ず止めることができる。
その小さな、小さな役割を私なりに京都の片隅から。
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