真実一路くんのひとり言

だれがやっても同じやとあきらめず、一歩ずつ
長いものには巻かれず、真実を大切にして。

大量解雇に道理はないートヨタ幹部・志位会談

2008-12-27 | 雇用・労働
厚労省の調査(26日発表)によると、来年3月までに職を失うか、失うことが決まっている非正規労働者が約8万5千人という。前回調査の約3万人から3週間余りで2.8倍の急増。住む場所を失う人は少なくとも2100人余という。前回調査も甘かったが、「派遣切り」「雇い止め」は、今後さらに増えることは容易に予測されることだ。

大事な点は、トヨタ幹部と日本共産党・志位委員長の会談のなかで明らかにされている。1つは、法令違反の中途解雇を止めさせること。法令順守である。当然のことである。2つ目に大事な点、ここが肝心である。会談で志位委員長は「トヨタ自動車がこの8年間に、株主への中間配当を5倍に、内部留保を2倍近く増やしている」ことを指摘し、「雇用維持のためには内部留保の0・2%、中間配当の8分の1を回すだけで足りる」とのべ、「この点でも大量解雇の合理的理由はない」と指摘したことだ。

これに対し、トヨタの古橋専務は、「配当は3月期決算をみて決める」「内部留保については、内部留保を取り崩してまで(期間従業員の雇用を維持することはない)というのが、経営判断だ。そこは価値判断の違いだと思う」と答えている。

志位委員長は、労働者の生活よりも大株主への配当を優先させる「株主至上主義」で資本主義のあり方としても堕落だとただすと、古橋専務は「アメリカ的株主優先はあまりかなと思う」と答えている。ここが肝心な点で、渋々だろうが立場の違いを超えて、「株主至上主義」の行き過ぎを認めざるをえない。

ここだー会社のために汗水流し、価値を生み出してきた労働者の働く権利と生活を優先させ、「株主至上主義」を打ち破る世論をつくっていくことだ。

それにしても、志位委員長の国民の立場にたったトヨタ幹部との会談は、新しい政治を創っていく上で、あまりにも政党のありようを示す典型である。

先ずは、トヨタ幹部との会談後の記者会見をご覧あれ! 応援よろしく

http://www.jcp.or.jp/movie/news_mov/20081225/index.html

非正規労働者の失職、来春までに8万5千人 2008年12月26日蒜篆景后br>  雇用情勢が急速に悪化する中、今年10月から来年3月までに職を失ったか、失うことが決まっている非正規労働者が約8万5000人に上ることが26日、厚生労働省の調査でわかった。
 今月19日時点で把握した数値で、前回調査(11月25日時点)の約3万人に比べ、3週間余りで2・8倍に急増した。このうち、再就職先が見つかった人は、企業が動向を把握していた1万7000人余のうちの1割強にとどまり、住む場所を失った人が少なくとも2100人余に上ることもわかった。 〈続きはこちら〉
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