真実一路くんのひとり言

だれがやっても同じやとあきらめず、一歩ずつ
長いものには巻かれず、真実を大切にして。

非正規雇用37.5% 調査開始以来、過去最高に

2017-02-03 | 雇用・労働

 総務省の労働力調査によると、55~64歳の層の非正規雇用率は47・3%。実に約半数が非正規雇用。正規雇用との賃金格差は6割程度といわれている。働く人の平均賃金はピーク時の1997年より年収50万円以上もマイナスになっている。
 「全国津々浦々で確実に経済の好循環は生まれている」(安倍首相)というのだが、最新の家計調査では16ヶ月連続で個人消費は落ち込んだ。
 「働き方改革」がいわれているが、「雇用は正社員があたりまえ」のルールの確立を!
 一方で大企業の内部留保は386兆円もため込まれている。ほんのいちぶでいいのだ賃上げに!

応援よろしく
 
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik16/2017-02-02/2017020201_02_1.html
 総務省が1月31日発表した2016年平均の労働力調査によると、役員を除く雇用者にしめる非正規雇用の割合が37・5%と調査開始以来、最も高くなりました。とりわけ35~44歳、55~64歳という働き盛り、ベテラン世代で正規から非正規への置き換えが顕著です。

 この10年の推移を見ると、雇用者数は07年の5185万人から16年の5381万人へと196万人増加しました。しかし、雇用形態別に見ると、正規雇用は3449万人から3364万人へ85万人減少する一方、非正規雇用は1735万人から2016万人へ281万人も増えました。

 年齢階層別に見ると、15~64歳という現役世代で正規雇用の減少、非正規雇用の増加が顕著です。現役世代では正規雇用は07年の3380万人から16年の3266万人に減りました。非正規雇用は1594万人から1716万人に増えました。

 安倍晋三政権が発足する前の12年と16年を比較すると、35~44歳の層で正規雇用が41万人減少する一方、非正規雇用は15万人増加しました。55~64歳の層でも正規雇用が13万人減少する一方、非正規雇用は7万人増加しました。この層では16年の非正規雇用率は47・3%に上ります。

 大企業の求めに応じて労働法制を改悪してきたことが非正規雇用の増加につながっています。働き盛り世代で、不安定・低賃金の非正規雇用が増加したことが中間層の疲弊の一因です。

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