対偶重ね合わせ文は未来予測である

世界は対偶、
即ち対称構造に成り立っている。
生死、男女、善悪、真偽、愛憎…などである。

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理論理性は、真善美を追求する。

その結果、地獄も作られる。

即ち、真善美は地獄である。

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真善美は主語であり、地獄は述語の関係だ。

これが構造理性文である。

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具体的に論じよう。

アメリカは先住民の虐殺で土地を奪い、
有色人種を奴隷化して富を作った。
　　
その対偶は、民主主義と資本主義であり、
自由と正義とも取れる。

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即ち、アメリカの自由と正義は、
強盗殺人である。

これが対偶構造文だ。

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アメリカにも慈善事業があり、
弱者の殺人は回避する。

即ち、アメリカ国家は強盗殺人である。

アメリカ国民は、弱者救済もする。

これは対偶関係である。

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対偶は、縦糸と横糸の繊維であることにもなり、
これが回転縺れ合う現世である。

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美しい日本の対偶は、強盗殺人である。

美しい日本の対偶は、
過労死・孤独死・尊属殺人・自殺、
無実死刑・公害や薬害殺人・医療や労災殺人、
そしていじめ殺しや国のために死ぬことがある。

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美しい日本を横糸とすれば、
縦糸は強盗殺人となる。

このアラベスクが日本である。

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日本は美しいが美しくない。

現実は、美しいことと美しくないことからなる。

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これを美しいとすれば、
それは妄想であり、
美しくないこと殺さなくてはならない。

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対偶構造文は、
目に見える水面上の氷山を主語とし、
水面下の氷山を述語とする文章である。

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理論理性は水上の氷山しか見ない。
見えないと言ったらいいだろう。

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現代は理論理性天動説から、
構造理性地動説へ大転換している。