吉本隆明のパラドックス

吉本隆明の「状況への発言」にこういう指摘がある。
「知的スノッブの三バカ」
「スターリニストの飼い犬」
「進歩的利口ぶりっ子」
この発言の共通項は何か。

一つの文章に集約すると、理性は存在していない。

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それを理性で論ずる。
これは自己言及のパラドックスだ。

理性を除く、すべての理性に、理性は含まれるか。
即ち、吉本隆明を除く、すべての理性に、吉本隆明は含まれるか。

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三つの言葉に、彼は首を絞め殺された！

理性とは、自分の首を絞め殺すことだ。

彼は自分を笑っていたことに気が付かない。
理性は理性を笑いもにすることだ。
証明終わり。