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にしみの鉄道情報局付属ブログ

小湊鉄道キハ40のジャンパ

2021-04-27 | 鉄道


すでに多くのメディアで報道されていますが、JR東日本只見線で運用されていたキハ40が2両小湊鉄道に譲渡され、1年をかけて改造していましたが、運用が開始されたようです。写真は549・579の2両編成ですが、実際に小湊鉄道に譲渡されたのは2021・2026の2両です。聞くところによると、カミンズ製エンジンに載せ替えた車両だそうです。

小湊鉄道ではイベント用とか観光用とかそういった類ではなく、1960年代前半に製造されたキハ200初期車の置き換え用として、普通に使うようで、既存のキハ200との併結もあるようです。小湊鉄道のキハ200は国鉄キハ20をベースにしているので、国鉄型気動車ということもあり、併結できるようです。ジャンパ連結器もJR東日本のキハ40はアダプタ撤去でKE93形化されておらず、国鉄型気動車標準の制御用のKE53形×2と放送回路用KE66形で、小湊鉄道キハ200と同じ構成になっています。
ただ、電磁自動空気ブレーキ指令用のKE67形ジャンパ連結器は、在来のキハ200が装備していないので小湊鉄道では使用停止だと思われます。
一説では、JR東日本時代からこの2両のキハ40のKE67形ジャンパ連結器は使用停止状態だったようです。



小湊鉄道のキハ200ですが、1961年から77年にかけて14両が製造され、今回の2両で、初期の1961年製のキハ201とキハ202、非冷房車のキハ209、キハ210のどれかの置き換えが行われる可能性が高いと思われます。さらに今回のキハ40の評価が高ければ、現時点であればキハ40の追加調達は容易なので、追加でキハ40を購入して、在来車の半数程度を置き換える可能性もあるのではと考えています。

撮影 会津坂下 小出 2009年2月14日 
   五井 上総中野 2010年12月18日
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