トライアングルの部屋

シニア街道をゆっくり散歩中
本読んで
映画観て
時々おでかけの記録も
仙台在住で大の阪神ファン

東京近江寮食堂 渡辺淳子

2015-09-06 08:33:39 | 本 2015年
定年退職が近いというから
59歳?

身長150㎝ 体重70kg

主人公は滋賀に住むそんな女性 寺島妙子

職業はなんだっけ?
病院の清掃?

退職前の年休消化で
東京に出てきた

そこで妙子はサイフを盗まれる

拾ってくれたのは
鈴木安江

妙子と同年代

彼女は文京区千駄木で
滋賀県公認宿泊施設「東京近江寮」を
経営していた
滋賀在住の人なら
2,000円で宿泊できる

あまりにも偶然!!

実は妙子は10年前に蒸発した夫
秀一を捜しに上京したのだった

秀一から届いた一枚のはがき
住所はなく消印は本郷

それだけを頼りにやってきた

妙子の為に怪我をしてしまった安江に代わり
寮の食事を作ることになった妙子

それがとてもおいしく
しばらく手伝うことになった

実は妙子の夫は料理人
食堂を経営していて妙子も手伝っていた
しかし近江料理にこだわりすぎ
失敗
借金
完済した途端に行方不明

妙子は東京近江寮でその料理を出してみる

好評

そうか時代に合わせて変化させればよかったんだ


文章がなんとも歯切れがいい
おばさんの心の中を
その都度文章にしたら
こんな感じになるんじゃないかって!!
脇役もユニークな面々が揃っている

末期の癌の恋人を治そうと上京している池花

フリーターの光成

四賀 零細企業勤務
時々出張で上京
女性問題を起こす

安江が介護している94歳の母
ボケているようで時々鋭いことを言う

一度は滋賀に戻った妙子だったが
再び戻ってきて
たぶん夫もみつかり
一緒にこの寮で
働くことになるんじゃないかな?













コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 夜の床屋 沢村浩輔 | トップ | 地下鉄に乗って »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

本 2015年」カテゴリの最新記事