私はまず簡単にわがままと決め付けたりして責めないことが大事と
思っています。
わがままと見える行為の背後にある原因をさぐり
そこに不安や恐怖があるならやわらげてあげ、
認知の弱さがあるなら、少しずつ表情の読み取りを学習させていく
必要があると思うのです。
それが原因で嫌われてしまった場合、
周囲の大人は自業自得と放っておかず、
その子が周囲とうまくやっていくための橋渡しの役を買って出る必要があると思います。
そうして広汎性発達障害の子が少しでも生きやすくなるように対応するのは、
広汎性発達障害の子の認知はゆがんでいるから矯正しなくてはならない
というような偏った思い込みからではありません。
確かに自己中心的に見える行為の原因には
認知のゆがみがあるのです。認知のゆがみとは、その人のものの捉え方や判断の仕方が
客観的な事実とはちがっていることです。
誤解して感じ取っているのです。
わがままで人のことはどうでもいい、
自分さえよければそれでいい、と考えてそうした行為をしているのではないのです。
認知ゆえに周囲を振り回してしまう子の
存在そのもの、その子そのものは、
思いやりのある気持ちのまっすぐな ものの良くわかる子
なのです。
アスペルガーなどの広汎性発達障害に含まれる子らの身近にいる方は、
そうした「心のきれいさ」をよく知っているはずです。
ですから認知のゆがみを教えて、客観的に眺める方法を伝えていくのは、
「あんたは悪いおかしい、間違ってる、だからなおせ!」と
強制するためではないのです。
誤解のもととなっている 広汎性発達障害の子には見えにくく気づきにくい
部分を言葉にして、
どうすればこの困った状態から抜け出せるのか
正しく伝えるためなのです。
私が知っているある子は、いつもお友だちを外で何十分も待たせていて
自分の買い物につき合わせていました。
しまいにお友だちは別のお友だちと遊ぶようになりました。
するとその子が私に
「私は○ちゃんのようにかわいくないから、せっかくできたお友達がいなくなってしまう」と相談してきました。
そうしてその子は必死におしゃれをするようになりました。が、
親友と呼べる友達がなかなかできないので、嘆いていました。
かなり前のことなので、私は、
周囲からすればお友だちが去っていく理由は明らかなのに、
本人がそれを自分の顔のせいにするなんて…
きっと自分ではわかっているのにわざとそう言ってごまかしているんだろう…と思っていました。
が、そうした認知が難しい人がいることを知るにつれ、
きっとその子は本当の理由に気づけなかったのかもしれない…
苦しんで試行錯誤していたのかもしれない…
と感じるようになりました。
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思っています。
わがままと見える行為の背後にある原因をさぐり
そこに不安や恐怖があるならやわらげてあげ、
認知の弱さがあるなら、少しずつ表情の読み取りを学習させていく
必要があると思うのです。
それが原因で嫌われてしまった場合、
周囲の大人は自業自得と放っておかず、
その子が周囲とうまくやっていくための橋渡しの役を買って出る必要があると思います。
そうして広汎性発達障害の子が少しでも生きやすくなるように対応するのは、
広汎性発達障害の子の認知はゆがんでいるから矯正しなくてはならない
というような偏った思い込みからではありません。
確かに自己中心的に見える行為の原因には
認知のゆがみがあるのです。認知のゆがみとは、その人のものの捉え方や判断の仕方が
客観的な事実とはちがっていることです。
誤解して感じ取っているのです。
わがままで人のことはどうでもいい、
自分さえよければそれでいい、と考えてそうした行為をしているのではないのです。
認知ゆえに周囲を振り回してしまう子の
存在そのもの、その子そのものは、
思いやりのある気持ちのまっすぐな ものの良くわかる子
なのです。
アスペルガーなどの広汎性発達障害に含まれる子らの身近にいる方は、
そうした「心のきれいさ」をよく知っているはずです。
ですから認知のゆがみを教えて、客観的に眺める方法を伝えていくのは、
「あんたは悪いおかしい、間違ってる、だからなおせ!」と
強制するためではないのです。
誤解のもととなっている 広汎性発達障害の子には見えにくく気づきにくい
部分を言葉にして、
どうすればこの困った状態から抜け出せるのか
正しく伝えるためなのです。
私が知っているある子は、いつもお友だちを外で何十分も待たせていて
自分の買い物につき合わせていました。
しまいにお友だちは別のお友だちと遊ぶようになりました。
するとその子が私に
「私は○ちゃんのようにかわいくないから、せっかくできたお友達がいなくなってしまう」と相談してきました。
そうしてその子は必死におしゃれをするようになりました。が、
親友と呼べる友達がなかなかできないので、嘆いていました。
かなり前のことなので、私は、
周囲からすればお友だちが去っていく理由は明らかなのに、
本人がそれを自分の顔のせいにするなんて…
きっと自分ではわかっているのにわざとそう言ってごまかしているんだろう…と思っていました。
が、そうした認知が難しい人がいることを知るにつれ、
きっとその子は本当の理由に気づけなかったのかもしれない…
苦しんで試行錯誤していたのかもしれない…
と感じるようになりました。
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息子は高機能ですがやはり社会性や学習面で普通級で浮いてしまい、その子の格好の餌食となって…何から何まで否定される羽目になってしまいました。
確かにその子の言う事に間違いは無いのです。でも余りにも言い方が酷く先生に指導されても一向に効き目がありません。
ある日息子が給食の時間に流れる放送の音量を消してしまい…それを直しに来たその子ともみ合いになり相手の頭を壁に打ち付けてしまいました。
同じ町内でもあるのでお母さんに直接謝罪して我が子の障害について説明させて頂いたのですが…その間横にいたそのお子さんはウチの息子の数少ない長所と思われる所をいろいろ言ってくれているのです。
自分の母親の前では天使の様に振る舞うのに、違う場面では誰がいようが鬼の様に怒るその子は何なんでしょうか…?
理解に苦しみます。