ニガイメ記

文章が苦手なので、イメージ写真でお茶をにごす日記
・・・の略。

10/30

2006年10月30日 | Pentax K-mount

企画会議。う~ん、企画力不足(←自分)。

自宅のFAX電話機買い替え検討中。各社カタログを眺める。今使っている10年前の機種と比べれば何もかも進化しているように見え、選択のポイントがなかなか定まらない。


camera: Pentax MZ-3 + FA35mmF2  film: Agfa PORTRAIT160

もみもみ。

2006年10月29日 | Pentax K-mount

マッサージ行ってきました。
今回はふんぱつして80分コースだ。効果は、それなりにあるぞ。
4ヶ月ぶりだからなぁ、もっと頻繁にやってもらった方が良いのだろうな。

治療室に流れるCDラジカセからの音楽(いわゆる「癒しのクラシック」みたいなやつ)が毎度毎度おんなじで、すっかり聞き飽きてしまった。曲順も全部憶えてしまった。次は自分のCD持っていこうかな。


camera: Pentax K1000 + M135mmF3.5  film: Kodak GOLD100

警察へ

2006年10月27日 | Pentax K-mount

出頭しました。いや、単なる免許証の更新。
以前に較べると、手続きがかなり簡潔スピーディになってきており、その点は良い。
ただいま運転機会ゼロ記録を10年以上更新中。その実績を称えてくれてか、わが免許証は金色「優良」印だ。
「講習」ということでビデオを見せられる。一応マジメに見る。こんなの見るとかえって、車って恐いなぁ運転って難しそうだなぁボクには向いてないなぁ、と思ってしまう。

夜、久しぶりにFIVEPLACES氏と会う。
間羊太郎「ミステリ百科事典」(文春文庫)をいただく。
現代教養文庫で出ていた旧版と較べると、倍近く厚くなっているぞ。「ミステリ・ジョッキー」「妖怪学入門」、北村薫×宮部みゆきの巻頭対談等も収録。まさに圧巻の大著である。
式貴士(間羊太郎)の研究をライフワークとし情熱を捧げるFIVEPLACES氏は索引を担当、解説文中にも名前が出てきている。
実は私はこの分野には詳しくないので、他のより良き読者の方々に少しでも伝わるようにと思い、本人の諒解を得てここで紹介する次第。


camera: Pentax MZ-M + M50mmF1.7  film: Konica JX100

日々

2006年10月25日 | R1s

仕事柄、日々いろいろな人との出会いがあるが、今日はまた格別。ふふふ。

日々、野菜ジュースがぶ飲み。がぶ飲みするのが好き。スーパーで1リットル1本買うより、99円ショップで500ml×2本買う方がお得。「赤野菜」と「緑野菜」の2種類揃うし。


camera: Ricoh R1s  film: Kodak MAX beauty400

ランスへ

2006年10月22日 | Pentax K-mount

今日は藤原歌劇団のオペラ。ロッシーニ作曲「ランスへの旅」。東京文化会館にて。

このところ毎年ロッシーニを上演する藤原歌劇団。有名な「セヴィリアの理髪師」以外の作品に接する機会を与えてくれる良い企画。私も毎回聞きに行っているわけではないが、03年の「イタリアのトルコ人」(マリエッラ・デヴィーア出演)、04年の「アルジェのイタリア女」(アグネス・バルツァ出演)は楽しませてもらった。
そして今年は「ランスへの旅」、こりゃ大作だ。

時のフランス国王シャルル10世の戴冠をたたえる祝祭オペラ。特別な機会のための、特別な規模、特別な形式の、天才ロッシーニが腕によりをかけ、贅を尽くした大盛り御馳走オペラ。
ソリストを18人も立て、歌また歌の、ベル・カントの饗宴。技巧的なアリアに多様多種の重奏・アンサンブル、さらに14声の大コンチェルタント(アカペラ14重唱)なんてものも出てくる。高い技術をもった歌手をずらりと揃えなければ成り立たない。ロッシーニ自身が頑なに再演を認めず、楽譜も散逸してしまったこともあり、その後160年もの間まったく上演されなかった幻の傑作。
1984年、C.アバド指揮による奇跡の復活蘇演がなされて以来は、しばしば各国で上演され、CDやDVDも入手容易。が、「幻の~」感は減じたとはいえ、生演奏に接する体験がたいへん貴重であることには変わりない。大いに期待。

全1幕ものだが、2部に分けて休憩をはさむ形。ま、これも良いでしょう、長いからね。
本日は海外からの招聘歌手は、リーベンスコフ伯爵役の若手テナー、マキシム・ミロノフのみ。他は藤原歌劇団の実力派たちで固めたキャスト。さて、歌の饗宴はいかに、お祭りオペラは盛り上がるのか・・・。
指揮者とオーケストラが最高! アルベルト・ゼッダ指揮東京フィル。
ゼッダ氏は学者としても演奏家としてもロッシーニの権威であるからして期待はしていたが、その期待をはるかに上回る感銘。日本の団体でこれほどのロッシーニが聴けるとは思いもよらず。テンポ、強弱、バランス、これ以外ありえないと思わせるほど、的確、絶妙。すうっと引き込まれて、すいすい進む。実に心地よく、全身を乗せてくれるリズム。音色の変化もぱっと鮮やか、きらきらと、ふわふわと、ときに一瞬シリアスに、まさにロッシーニでしか味わえない愉悦感。これぞ本物。
歌手はなんといってもコリンナの高橋薫子が素晴らしい。本日第一。「主役級」の役ばかりのこの作品の中でも、最も「美味しいところ」を持っていくコリンナ役が上出来なのは嬉しいことだ。他のキャストは、正直、多少の凸凹があったが、まあひどくがっかりさせるほどの人はいなかったし、全般的に健闘でしょう。アンサンブルも揃っていた。
演出・装置は大いに「?」マーク。なぜか登場人物全員が白衣(最後の祝宴の前で黒い正装に着替える)。これはわかりにくい。この作品に馴染みのないお客さんには誰が誰やら区別がつかなくなってしまったのではないかしら。王家の紋章付き高級ホテルというオリジナルの設定を離れて、何やら安っぽい海水浴場のウッドデッキみたいなものが舞台。そもそも演出家の狙いがちっとも読めん。この作品に関しては、演出はわかりやすくおもしろくでいいのに・・・。

とにかく、ロッシーニの音楽には大満足。
「ランスへの旅」、大傑作です。アバド指揮のCDが比類なき完成度でお薦めです!


camera: Pentax K1000 + A50mmF1.4  film: Kodak GOLD200

治療

2006年10月20日 | Pentax K-mount

今日で歯の治療もヤマ場を越えたぞ。前歯が復活した。
上の前歯が無い状態だと、ラーメンはさほどではないが、スパゲティはとても食べにくい。うどんはその中間。麺類いろいろ。
そんなことが実感でき、貴重な体験だったと思う。


camera: Pentax MZ-M + M50mmF1.7  film: Konica CENTURIA PORTRAIT400

SQW#50

2006年10月18日 | T-PROOF

実はドヴォルザークは室内楽に傑作が多い。弦楽四重奏曲は番号付きのものだけでも14曲あるが(他に「糸杉」や初期習作)、突出して有名な第12番「アメリカ」以外にも佳曲がいっぱい、宝の山なのだ。むしろ「アメリカ」が最も飽きやすく、つまらないくらいだ。私には。

晴海トリトンのおなじみ「クァルテット・ウェンズデイ」シリーズで、古典四重奏団による「ドヴォルザーク・弦楽四重奏曲選集」がある。今日と来月1日の計2回、第10番から最後の第14番までが演奏される。
「アメリカ」以外の曲を一度にまとめて聞ける実に楽しみな企画。個人的希望を言えば、全3回にしてさらに何曲かやっても良かったくらいだ。8番、9番あたりも魅力たっぷりな曲、私の好きな曲なので。

本日は第10~12番まで。曲順は、第12番ヘ長調Op.96「アメリカ」、第10番変ホ長調Op.51、休憩をはさんで第11番ハ長調Op.61。
あえて番号順にせず、ポピュラーな「アメリカ」を初めにやってしまい、メインに11番とは。この曲順は嬉しい。11番はほんと傑作だからなあ。

古典四重奏団の演奏を聞くのは1年ぶり(去年のバルトーク全曲演奏会、良かった!)。
まず「アメリカ」からしてとても新鮮な響き。言葉ではうまく言えないのだが――、いわゆる民族的旋律の伝統的な節回しにはまったく頼らず、独特な強弱の付け方や間の取り方で曲の本質を顕していく感じ。弱音に不思議な魅力があり、惹きつけられる。それは単に美音で惹きつけるというのはちょっと違って、その後の展開の予感をたっぷり孕んで期待感を高めさせるようなピアニッシモだ。そこから、歯切れの良さリズムの心地よさをもった強奏部への持って行きかたが絶妙。結果、立体感がよく出る。
そんな演奏スタイルが特によく活きて、圧倒的名演となったのが第11番だ。スラブ的旋律美よりむしろブラームスっぽい構成感や均整美が魅力のこの曲を、細部まで練り上げられた解釈で聞かせてくれ、情的にも知的にも満足であった。
思えば、既存の形をなぞるような演奏は絶対しない楽団だし、ドヴォルザークのような曲で、一音一音を吟味しつつ精緻に再構成していく方法をとったら、そりゃユニークな演奏になるでしょう。

ドヴォルザークのクァルテットは「アメリカ」以外も良い、否、「アメリカ」以外が良い!
これをジャンルを広げて言い換えると、ドヴォルザークは「新世界」以外も良い、否、「新世界」以外が良い! ということで。これは独断かな。


camera: Kyocera T-PROOF  film: Kodak HD400