ニガイメ記

文章が苦手なので、イメージ写真でお茶をにごす日記
・・・の略。

10月終了

2008年10月31日 | Pentax K-mount

アタマがうまく働かないまま、結局10月も終わってしまった・・・。

夜中に耳を澄ませば、まだかろうじて鳴いてる虫が、1匹。


camera: Pentax MZ-3 + FA50mmF1.4  film: Agfa PORTRAIT160

暴落

2008年10月28日 | Pentax K-mount

HMVポイントが変わります!!
http://www.hmv.co.jp/ml/nl/html/xtra/st/point/
って、これ、還元率が4~5%→1%にダウンじゃないですか。すごい暴落っぷり(笑)。
例えば2500円のCDをタダで得るには25万円分の買い物をしなければならないという。
ポイント5倍、いや10倍サービスdayでも設けてくれないかぎりは、もうここでは買いませんて。


camera: Pentax MZ-3 + FA50mmF1.4  film: Konica CENTURIA PORTRAIT400

芸術祭参加

2008年10月25日 | TC-1

芸術祭十月大歌舞伎。10月の興行に「芸術祭」と冠するのは毎年の慣例、何か特別な試みをするわけでもなく。お馴染みの名作が並んだ。
夜の部を観る。

『本朝廿四孝』「十種香/狐火」玉三郎 菊之助 福助 團蔵 松緑 権十郎   
『雪暮夜入谷畦道』菊五郎 菊之助 團蔵 田之助    
『英執着獅子』福助

以下、雑感を。
勝頼、三千歳、と2つの大役をともに初役で勤める菊之助に清新な魅力。三千歳は清純すぎる感じだが若さゆえ仕方あるまい、しかし気持ちは伝わってきてなかなか結構。
「十種香」は20年ぶりとなる玉三郎の八重垣姫、福助の濡衣、ともにセリフも身のこなしも巧く完成度は高いのだが、滑らかにさらりと進行していく感触。何かこう、見る者をグッと惹きつけるものに乏しかったというか・・・。
「雪暮夜入谷畦道」、ふだんはあまり面白いと思わない演目なのだが、今回は世話物の味わい濃厚、その世界に快く入っていけた。菊五郎の繊細にして厚みのある人物造型、田之助、権一、菊十郎等、手練れの揃った脇役陣の面白さ。


camera: Minolta TC-1  film: Fuji REALA ACE100

中村座ふたたび

2008年10月19日 | TC-1

今日も「平成中村座」へ。
「假名手本忠臣蔵」Cプロ。このCプロの構成は少々変わっていて、大序、二段目、三段目、八段目、九段目と出す。つまり桃井家、加古川本蔵とその家族のドラマとしての“忠臣蔵”を見せる。こういう試みは大賛成だ。
二段目は大変珍しい。1986年に国立劇場で全段通し上演がなされた際、二段目は改変されたヴァージョンの「建長寺書院」で出たので、今回の原作に沿った「桃井館」は私も初めて見る(34年ぶりの上演らしい)。これが見られただけでも今回の観劇の意義あり、だ。二段目を知ることで九段目の味わいもまた深まるというもの。

仁左衛門の本蔵の素晴らしさは今更言うまでもなく、勘三郎の戸無瀬もまずは神妙な役作りで手堅い。大曲九段目にて、この大物2人に伍して全くひけをとらず立派だった橋之助(由良之助)と孝太郎(お石)を大いに賞賛したいと思う。

※写真は平成中村座を睨む九代目團十郎の像。


camera: Minolta TC-1  film: Kodak MAX beauty400

アイスランドが中国に

2008年10月18日 | TC-1

アイスランド国立交響楽団、来日中止ですって!
アイスランド共和国に発生した厳しい経済危機の影響との由。
ペトリ・サカリ指揮による「シベリウス交響曲全曲連続演奏会」はこの秋のお楽しみの一つだっただけに、残念。
さっそくチケット代を払い戻し、その金で地元の「中国気功整体」へ行った。

自分の体験した範囲内では、整体は中国人の施術する所の方が効き目がある感じ。
今日入った施設も、初めて利用するのだが、いかにもな中国人によるワザは大いに効果あり、こりゃ回数券を買っても良いかなと思わせる程。
身体が軽くなり、食欲回復したところで、美味い中華料理を食いに行きましたとさ。


camera: Minolta TC-1  film: Fuji REALA ACE100

のせだ

2008年10月17日 | NATURA

ジャナンドレア・ノセダ指揮のN響定期Cプロ。
私にとってノセダは、7年前に東京交響楽団の演奏会で驚きの名演奏を体験して以来、注目してきた指揮者。

スメタナ:交響詩「ハーコン・ヤール」Op.16
ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲第1番変ホ長調 Op.107(vc: エンリコ・ディンド)
メンデルスゾーン:交響曲第3番イ短調 Op.56「スコットランド」

まずはコンチェルトでのソリストに感心。エンリコ・ディンドというチェリスト、全く初めて聞いたのだが、実はこの人、相当凄い腕前なのでは。一切力みなく軽々と弾いてる風でありながら、出てくる音の深みが凄い。リズム感絶妙にして、ニュアンス豊かによく歌う。
メンデルスゾーンでは、相変わらずのノセダ節炸裂で、賛否両論ありそうだが、私にはなかなか面白かった。スコットランドなのにイタリア交響曲みたいな(笑)。明るく歯切れ良く、スピーディ。で、時に猛烈な煽りをかける。ただ、今日はちょっとオケをまとめきれていない憾みが残った。重厚感よりは透明感を志向した演奏なのだろうが、時折響きに雑味が感じられたのは惜しいこと。


camera: Fuji NATURA BLACK F1.9  film: Konica CENTURIA SUPER200

青空

2008年10月13日 | T-PROOF

秋の青空のように爽やかに・・・とはなかなかいかないもので。
毎回必ず、どうにも処理のできない難しいお題に突き当たる(笑)。


camera: Kyocera T-PROOF  film: Konica CENTURIA SUPER400

平成中村座

2008年10月12日 | NATURA

浅草に建つのは5年ぶり、私自身にとっては7年ぶりの、「平成中村座」。
「假名手本忠臣蔵」Bプロ、五・六・七・十一段目という、すっかり見慣れてしまっている名場面ばかりではあるが、今回は中村座名物「桜席」からの見物だったので、非常に面白い観劇体験が得られた。

桜席とは、舞台の真横の上方に特設された席で、幕が閉じると幕の内側(演者側)に入ってしまう場所になる。役者の演技を真横から斜め後ろから眺めたり、舞台転換時のあれこれを垣間見たり、とにかく新鮮なアングルであり、多くの発見があった。当然だが、役者との距離も頗る至近で、例えば七段目の、由良之助がお軽を二階から下ろすシーンでは、手を伸ばせば触れそうなほどの近さだった。

お芝居の中身については、いつもの中村屋一門に加えて、仁左衛門・孝太郎親子の参加が得られたことが大きく、それでなんとか忠臣蔵通し上演という大舞台が成立した感あり。実際、仁左衛門の由良之助は、やはり数段も格上、抜きん出て上出来。全般的には、若い配役ならではの気迫や真剣味はよく伝わってきて、気持ちよく観られた。橋之助の平右衛門など、なかなか結構。

今回は、初の桜席体験が楽しかった・・・まぁそれに尽きますわ。


camera: Fuji NATURA BLACK F1.9  film: Fuji SUPERIA Venus400