ニガイメ記

文章が苦手なので、イメージ写真でお茶をにごす日記
・・・の略。

土曜、日曜

2009年03月15日 | NIKON mini

昨日も今日も、美味いものをたっぷり味わう。エンタ様よりいただいたラーメン&いろいろ、おいしゅうございました。

今日は歌舞伎座へ。
今月は『元禄忠臣蔵』の通し。全10篇中、「江戸城の刃傷」「最後の大評定」「御浜御殿綱豊卿」「南部坂雪の別れ」「仙石屋敷」「大石最後の一日」の6篇を、昼夜に分けて。この形態での上演は昭和62年以来。その22年前の、吉右衛門、富十郎、孝夫、歌右衛門らによる熱気あふれる舞台は、学生だった私に強烈な印象を残した。今回も楽しみである。
で、今日は、昼の部の前半3篇を見た。いろいろ見どころはあったが、圧巻は「御浜御殿」、仁左衛門の綱豊。孝夫時代からの当り役であり、定評あるところだが、一昨年上演時の、情味の濃さや柔らかみを出した役作りとはやや趣を異にした感じで、いつもながらの芝居の巧さに加えて今回は大きさ、強さ、激しさで圧倒的。さすがは後に六代将軍に就く程の傑出した器量、と納得がいく。対する助右衛門は、一昨年と同じく染五郎。青果調のイキが身についてきたように感じられ、進歩。
幸四郎の内蔵助、それっぽく見えて説得力はある。仮名手本の四段目などよりは余程良い。他、歌六の井関徳兵衛が隙のない巧さ、萬次郎が加藤越中守を意外に上手にこなしていた。

終演後、夫婦でデパートに寄って久しぶりに深川製磁を見たり(近年の新作は全然チェックしていなかった)、ビックカメラにてPC周りの品物を買ったり。
ようやくルーターを買い替えた。これでまたネットもサクサク。あと、980円のUSBメモリ(2GB)もついでに買う。


camera: Nikon AF600QD (Nikon mini)  film: Konica CENTURIA SUPER400

強化されたのか?

2009年03月01日 | NIKON mini

昨日は大学の後輩たちと東京ドームへ行きましたよ。
WBC強化試合・日本代表vs埼玉西武。西武7-2日本。西武の勝ちっぷりが面白かった。いいチームだな。

今日もTVで日本vs読売を見ていたが、最後のありゃ、なんだ?
大笑いしたけど、こういうのは野球の面白さとは違うよね。


camera: Nikon AF600QD (Nikon mini)  film: Konica CENTURIA SUPER400

どろぼうかささぎ

2008年03月07日 | NIKON mini

※注意:写真はカササギではなくオナガです(笑)

ロッシーニの「どろぼうかささぎ」。
序曲は有名だが、オペラとして上演されることは稀、っていうか今回が「日本初演」。
藤原歌劇団の公演に行ってきました。東京文化会館にて。

藤原歌劇団のロッシーニ・シリーズ、これは本当に好企画だ。私が観るのは「イタリアのトルコ人」「アルジェのイタリア女」「ランスへの旅」に続きこれで4回目(05年の「チェネレントラ」は見逃した)。
「どろぼうかささぎ」は、1989年のペーザロでのフェスティバルを収録したジェルメッティ指揮のCD(SONY CLASSICAL)で親しんでいただけに、生の舞台に接する機会を心待ちにしていた。

今回も指揮者にアルベルト・ゼッダを起用。
このゼッタのロッシーニは本当に素晴らしい。どれだけ賛辞を尽くしても言い表せないほどだから、ただ一言「本物のロッシーニ!」とだけ。
指揮に関しては06年10月「ランスへの旅」鑑賞時の感想とほとんど同様である(→)。
今回は「ランス」よりも劇的な振幅の大きい分、より力強く重厚な表現も加わった。裁判から処刑場あたりの迫力や緊張感は期待以上。「セミ・セリア」としての様式美が完全に体現された感。オーケストラ(今回も東フィル)も劇が進むにつれ硬さがほぐれていった感じで、第2幕以降はまず申し分ないでしょう。今日は初日だったゆえ、明日以降はさらに良くなっているかも。

歌手ではニンネッタのC.フォルテが登場のアリアこそ完全ではなかったが、以降は歌唱・演技とも安定した出来で、役柄に合った容姿と相俟ってドラマの牽引役として十二分の働き。ジャンネットに起用されたシラグーザは、さすがロッシーニ・テノールの第一人者、余裕ありげに美声を駆使していた。代官以下の日本人キャストは、イタリア人コンビと伍すには全般に小粒感が否めなかったが、総じて揃っていたと思う。よく整ったアンサンブルが気持ちいい。

演出はストップモーションを多用した紙芝居風(?)な感じ。わかりやすく、オーソドックス。この手のオペラでは余計な読み換えなど入れぬ無難なもので十分でしょう。
ある意味ドラマの主役ともいえるカササギ君は、糸で吊ってるのかと思いきや、なんとラジコン操作だった。頭の先に小さなプロペラを付けて、ぶぅ~んと客席上までも旋回飛行。これは面白い、トンビみたいだったけど(笑)。


camera: Nikon AF600QD (Nikon mini)  film: Konica CENTURIA SUPER400

カルビ

2008年02月05日 | NIKON mini

久しぶりに焼肉屋。たぶん1年ぶり。だからどうしたというわけではないが。
今夜は食べ過ぎ直前のところでとどめておく。無理は禁物、このあと金曜まで昼も夜も予定ぎっしりだし。


camera: Nikon AF600QD (Nikon mini)  film: Agfa VISTA400

地元

2007年12月06日 | NIKON mini

いや、ほんと、今週は余裕がないもので。
のんきにニガイメ記などやってる場合ではないかも。

何のおかまいもできませんので、とりあえず地元の初冬の風景でも見てって下さい(笑)。


camera: Nikon AF600QD (Nikon mini)  film: Agfa VISTA400

世紀のデュオ

2007年11月23日 | NIKON mini

所沢ミューズへ。
ギドン・クレーメル&クリスチャン・ツィメルマンのデュオリサイタル。

「世紀のデュオ実現。」とは招聘元の宣伝文句。実際、この顔合わせは掛け値なしで世界の超一流。
曲目は、ブラームスのヴァイオリン・ソナタ全3曲。ああ、期待が高まる。
2番→1番→3番、の順で演奏。

期待以上の、至高の演奏だった・・・。
こういうときはいくら言葉を費やしても、伝えきれない。

大物同士がぶつかりあう、丁々発止の大熱演、・・・とはならず。じつに良く融和した、大人の演奏。当代随一の名手らによる「技巧」も不必要に誇示されず、決してはみ出さず、吟味された一音一音によって、ブラームスの美を余すことなく表現。
クレーメルのブラームスといえば、アファナシエフと組んだ異形の演奏がかつて話題となったが、まるで違う。肩肘張らない自然体。表立った先鋭さは影を潜め、しかしながら、例えば1番の第1楽章の主題や第3楽章の「雨の歌」の旋律などはまごうかたなき「クレーメル節」であり、嬉しくなってしまう。持ち前の細身の音で、きわめて繊細に、考え抜かれた節回しは、完璧。
ツィメルマン、美しい音だ。包み込むような、土台から支えるような、二重奏としての最高の、理想的な合わせ方をする。すべての音型があるべき位置にぴたっと置かれる。
3曲通して聴くと、曲ごとの個性の違いも巧みにさりげなく表されたことに気づく。最後の3番にて、速めのテンポにて、迫力ある表現やスリリングな掛け合いも十分に見せ、高揚させた。

アンコールが、存外の大サービスとなった。フランクのヴァイオリン・ソナタから、第3楽章&第4楽章。
今回のツアーではフランクのソナタをメインプロに組んだ公演もあり、できうるならばそちらも聴いてみたかったとの思いのあったところへ、この僥倖だ。無論、素晴らしい演奏。クレーメルの音が、ブラームスの時よりやや厚みを増していたようだが、それは様式が考慮されてることの証しであろうか。流石だな。

毎度のことながら、所沢の中のひとには感謝です。良きホール、ありがたき低価格。来年度も好企画をぜひ。


camera: Nikon AF600QD (Nikon mini)  film: Agfa VISTA400

歌舞伎座昼の部(手抜き記事)

2007年11月18日 | NIKON mini

歌舞伎座、昼の部も盛りだくさん。顔ぶれは顔見世に相応しい。

今回の上演の優れた点は、すでにきりん舎さんが「百八記」で書いてしまっている(笑)→
確かに吉右衛門の「吃又」は、非の打ち所のない傑作。何度も手がけてきた役で、すでに完成品の域にあったと思われていたけど、今回はさらに上をいく。芸の世界はまことに奥が深い。

マッサージ屋に寄って、インド料理食って、いい一日でした。
今日こそは早く寝ることを決意したので、これにて。


camera: Nikon AF600QD (Nikon mini)  film: Agfa VISTA400